【日本庭園を知って楽しむ】 3-2 日本庭園の分類~何を用いて表現しているか
若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。
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旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。
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日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。
下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。
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■■3 日本庭園の分類
日本庭園は、一律ではなくいくつかに分類することができます。しかし、その分類法は、どのような視点で見るかによって分類方法が異なります。
ここではいくつかの視点に分けて分類をします。
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■ 3-02 日本庭園の分類~何を用いて表現しているか
「何で表現しているか」による分類 (枯山水庭園/池泉庭園/築山林泉庭園 etc.)
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「枯山水庭園」という言葉はよく耳にすると思います。水を使わずに砂や石で水を表現するのが枯山水ですが、このように何を用いて表現されているかというのも日本庭園では重要です。
この分類では、3つの分類用語を紹介します。
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□ 枯山水庭園
□ 池泉庭園
□ 築山林泉庭園
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◆枯山水庭園
もともとは水のないところに石を据えることを「枯山水(かれせんずい)」といっていたのですが、後に水を使わない庭園を指す言葉として「枯山水(かれさんすい)」が使われるようになりました。
代表的な庭園として、「粉河寺庭園」(和歌山県紀の川市)があります。ちなみに、この庭園は、本堂前の段差に、通常は石垣を築きますが、ここでは、それを豪快な石組にした少々変わった庭園です。
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◆池泉庭園
枯山水と対照的なのが、水を使う庭園です。流水を使ったり、池に水を溜めたりと水の使い方にもいくつかあります。
最も多いのが池に水をはる形式で、この形式の庭園を「池泉庭園」といいます。
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◆築山林泉庭園
江戸時代の大名庭園は、多くが大きな池を中心にした庭園です。大名庭園は、広い意味での「池泉庭園」に入るのですが、池の他に茶室・林・田園などいろんなものを有機的につなげたりすることが多く、このような庭園を「築山林泉庭園」と呼びます。これは、「築山泉水庭園」とも言われます。
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(【Wikipedia】、重森完途氏・コトバンクを参照して作成)
■ 日本を代表する庭園
都道府県別
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ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】
写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。
静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm
【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています