■■【経営マガジン】 5月14日号 経営とコンサルティング
経営コンサルタント歴35年の経験から、
◇ 経営者・管理職の皆様
◇ 経営コンサルタントを目指す人
◇ プロの経営コンサルタント
の皆様に、時宜に即した情報を、毎日お届けしています。
【今週の注目】ポイントを掴むと見えるものが異なってくる<o:p></o:p> TPP首席交渉官会合(ベトナム・ホーチミン、~15日) 政府日銀:マネーストック(日銀) 政府日銀:特定サービス産業動態統計速報(経産省)、企業物価指数(日銀)、自民党高村副総裁集団的自衛権講演 【 注 】 ■ 敬語の誤用を放置して良いのか 6 2014/05/13 ※ 1~5のバックナンバーも併せてご利用下さい。 【上記以前の最近の記事】 ←クリック
漠然とものを見るのではなく、今何がポイントなのかを押さえてみると、それまで見えなかったものが「視える」ようになります。
今週の動きを、NHKニュース、日経サイト他を参照して、独断と偏見で項目を選んでみました。また、最新記事を時系列的に掲載している【独り言】コーナーも併せてご覧下さると一層ヒントを得られやすくなります。5月12日(月))
政府日銀:景気ウオッチャー調査(内閣府)、国際収支(財務省)、貸出・預金動向(日銀)
民間:企業倒産
米国:財政収支
豪亜:インドCPI・鉱工業生産指数、マレーシア鉱工業生産指数
ブログ:【経営コンサルタントのセミナー】13日(火)
民間:長谷川同友会代表幹事記者会見、携帯電話・PHS国内出荷実績
米国:小売売上高、輸出入物価指数、企業在庫
欧州:欧州経済研究センター(ZEW)独景気予測指数
豪亜:中国工業生産高・小売売上高
ブログ:正午発信【税金Q&A】14日(水)
民間:ESPフォーキャスト調査
米国:PPI
欧州:ユーロ圏鉱工業生産、英失業率・インフレ報告書
ブログ:正午発信【経営トップ15訓】
【ブログ】は、閲覧と発行時間が異なる場合には、掲載ブログとは異なるブログが表示されることがあります。時間を変えてご覧下さるようお願いします。
独断と偏見で、その日のNHK、日経などのニュースや話題などを、タイミング良く、できるだけ公平公正にお伝えしたいと思います。また、最後に私なりの私見も付けることがあります。読者の皆様からは「わかりやすい」をお褒めの言葉をいただいています。最新記事を時系列的に掲載しているまとめて【独り言】コーナーも併せてご覧下さると一層ヒントを得られやすくなります。
先日、NHKのテレビ番組で敬語講師をされている山岸弘子氏が、「逆転敬語」ということをおっしゃっていました。その番組を中心にお話します。
昔、私が学生時代に英語を学んでいるときに、英語の教師が「正しい英語を学びたかったら、BBCの放送を聴きなさい」とアドバイスをしてくれました。それからは、英語だけではなく、私は、正しい日本語を学ぶためには、NHKのアナウンサーの日本語を参考にするようにしました。
ところが、最近は、NHKのアナウンサーも、私のような日本語の専門家でもない、素人でも首を傾げたくなるような日本語を多々使っているのを耳にします。ましてや、アナウンサーでない、特に芸能人に多いように思えるのですが、日本語がでたらめなことを憂いています。
◆ 敬語誤用を避ける方法
山岸氏は、増えている代表的な誤用例を例示しなが、説明しています。誤用を以下に減らすかについて、氏は、次のように話していました。
誤用は誰にもありますが、それが繰り返されますと、品格を下げることにも繋がりかねません。本来高めるべき「ソトの人」を低めてしまって、「ウチの人」を立ててしまうような敬語誤用が度重なりますと、「当社を一段低く見ている」「見下している」と受け止められる恐れも出てきます。
山岸氏は、まずは、正しい言い方をインプットし、口に出して練習することが間違いを減らす近道だとおっしゃっています。
そのほか、ウチの言葉をソトに持ち出していることでしばしば質問を受けることについて例を挙げています。
取引先の新人が「了解です」と言うのですが、「”了解”は敬語ですか?」という質問や、社外の人に返事をするとき、「了解しました」と、「承知しました」どちらが適切ですかという質問が例示されています。
「了解」は無線や指示命令系統がはっきりしている組織で使われることが知られています。氏が調べた範囲では、危険を伴う作業をする職場やスピードが求められる職場でも使われているそうです。
便利な言葉ですが、敬意を示すべきソトの人には言い換えたい言葉と氏はおっしゃっています。「承知いたしました」「かしこまりました」「確かに承りました」などと言い換えができます。
「了解」という言葉を例に挙げていましたが、ウチの言葉をそのままソトに持ち出すのは注意が必要だと警告しています。
相手が求めている言葉とかけ離れている言葉を使いますと、相手に違和感を与えます。
自分が使いたい言葉を選ぶのではなく、相手が受け取りやすい言葉、相手の気持ちに配慮した言葉、相手に安心感を与える言葉を選ぶことが、人と人の関係を作り、職場と職場の関係を築き上げていく、と氏は経験的に警告していました。
6回にわたりまして、敬語誤用の避け方について記述してきましたが、私自身もしばしば間違いをしています。それを後で気がつくこともありますが、他の人から指摘されることもあります。
誤用したときには、口に出していうことで、記憶を定かにできるような気がします。