【日本庭園を知って楽しむ】 2-1 「庭園」という言葉の変遷 時代により異なるのですね
若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。
旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。
日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。
下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。
■■2 日本庭園の歴史
何ごとも、歴史や生い立ちを知りますと、そのものの本質のようなものが見えてくることが多いです。
庭園も、変化の歴史を知ることにより、知識に幅が出ることもあり、奥深さを見出すことがあります。
「面白みがない」という思いの方もいらっしゃると思いますが、上述のような理由で、私自身のために記述しておきます。
■ 2-1 「庭園」という言葉の変遷
日本庭園というのは、自然と深いかかわりをもって、自然や四季の移ろいとともにつくられ、今日まで生き続けてきています。
周囲を海に取り囲まれている日本の庭園は、その広大な海や湖沼を表現するために池泉を設けているところが多いです。中世のころには庭園のことを「園池(えんち)」というようになりました。『日本書紀』では「園」「苑(えん)」「囿(ゆう)」などが用いられています。
庭園にあたることばに「前栽(せんざい/せんさい)」という言葉があります。「前栽」は奈良時代から鎌倉時代ころまで用いられていましたが、いったん途絶えてしまいました。
江戸期に「林泉」という言葉が、「前栽」という用い方で、でてきます。
このほか庭園を意味することばとしてわが国で用いられてきたものには、「坪」「池庭(ちてい)」「泉石(せんせき)」「山水(さんすい)」「仮山(かざん)」「枯山水(かれさんすい)」「石壺(いしつぼ)」「蓬壺(よもぎがつぼ)」「泉水(せんすい)」「水閣(すいかく)」「水石(すいせき)」「御庭(おにわ)」「御園(おその)」などがあります。(コトバンクをもとに作成)
■ 日本を代表する庭園
都道府県別
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映像: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm
【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています