■■【経営コンサルタントのトンボの目】 生まれ変わった大阪・道頓堀のシンボル 14c02
山本 修 先生
元日本経営士協会専務理事・関西支部長
故山本先生は、美容サロンを独立開業され、その経験を元にサロン経営者に「商品管理」「顧客管理」「計数管理」を提案し、サロン経営の生産性向上に成果を上げてこられました。
敬意を表して、再掲いたします。
◆ 生まれ変わった大阪・道頓堀のシンボル ◆
~ 江崎グリコ電光掲示板 ~
大阪道頓堀と言えば、「くいだおれ太郎」「かに道楽の蟹」「グリコ」の看板は3大名物である。
大阪の人なら一度は目にしたことがあると思われる、大阪道頓堀のシンボルとして親しまれてきた江崎グリコの電光看板が、2014年10月23日リニューアルした。
昭和10年に登場した初代から数えて6代目になるという。
筆者は、60年前初めて大阪に来た時に、従兄弟が道頓堀に案内してくれて、「戎橋」の上から見上げたのが初めてであった。何代目の看板であったのかは知らないが、等身大のランナーの看板を見たときに、従兄弟が「これを見ないと大阪に来たとは言えない」と自慢げに言ったことを今でも鮮明に覚えている。
■ 6代目の制作と5代目の引退
2014年6月26日、5代目の引退カウントダウン企画では、2大スターが共演した。
名物人形の「くいだおれ太郎」と「5代目」が記念撮影で話題を呼び、グリコの看板リニューアルは、もはや大阪全体の関心事となった感がある。
その後何度かリニューアルして代替わりしたことと思われるが、大きなニュースにはならず、自分の記憶には残っていない。
新しい6代目は、日本の研究者3氏に決まった今年のノーベル物理学賞でも話題となった発光ダイオード(LED)約14万個を使用し、ランナーをはじめ、周りの景色も、変幻自在の映像が流せるのが特徴であると言う。
6代目の制作は着々と進行し、ランナーを配した基本構図が完成すると、7月24日には、広島市内で点灯試験が行われた。
8月17日、5代目の引退の日である。午後10時に看板の全てのライトが消え、通行人らは一様に声を上げて驚いていたと言う。看板の裏で手動で消灯した。
グリコ広告部の鈴木さんは「緊張したが、多くの人達の別れを惜しむ声を聞いて感動した」と言っていたという。
■ リニューアル工事と6代目のお披露目
消灯直後からリニューアル工事に入ったが、8月25日には“代走”として女優の綾瀬はるかさんをプリントした工事幕が登場し、観光客らを飽きさせない仕掛けであった。
その裏で5代目は解体されひっそりと取り外された。工事の足場は、工事幕と看板のわずかな隙間に限られ、作業には細心の注意が求められる工事であったと言われる。
6代目の取り付けは、9月下旬にスタートし、10月1日には、いよいよランナーの顔の部分が設置された。台風の影響により、工事幕を外すハプニングもあったが、10月23日ようやくお披露目。
代走を務めた綾瀬はるかさんらが点灯スイッチを押すと、色鮮やかな映像が流れ、音楽に合わせてランナーが手拍子するなど、大阪の新しいシンボルが“ド派手”なデビューを飾ったのである。
参考資料 産経新聞より
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