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高齢者運転免許更新を体験から語る2022年版 5-2 右左折とレーン変更

2022-06-09 13:24:25 | 高齢者運転免許更新体験記

 

 

  高齢者運転免許更新を体験から語る2022年版 5-2 右左折とレーン変更

 

 


 70歳を超えますと運転免許証の更新方法が一般の方法とは異なり、高齢者向けの専用講習を受講しないと免許更新ができなくなって久しくなりました。

 近年、ブレーキとアクセルを踏み違えたり、高速道路を逆走したりと、高齢者による交通事故が急増しています。その防止策の一環として、75歳以上には認知機能検査と講習が3年毎に義務づけられました。

 

 認知症検査に合格する自信がないので、免許を返納しようかと迷っている人、実は私もそうでした。でも、自信を持っていえることは、事前準備をしておけば、心配するほどのことはなさそうです。

 

 しかし、2022年5月13日に改訂法が施行されました。従来とはコンセプトが変わり、どうやら高齢ドライバーを閉め出す方針の様子がうかがえます。

 東京都における75歳以上の高齢者の場合を例に、自分の経験をもとにまとめてみましたので、ご参考にして下さると幸いです。

 

■ これまで

 

 ■1 高齢者の運転免許更新の流れ

  1)認知機能検査の受検

  2)高齢者講習受講

  3)更新手続き

 ■2 認知機能検査とは

  1)受付

  2)認知機能検査検査用紙の記入

  3)問題用紙1 「時間の見当識」検査

  4)問題用紙3の準備

  5)問題用紙2 数字選択検査

  6)問題用紙3 「手がかり再生」「自由回答」

  7)問題用紙4 「手がかり再生」「手がかり回答」

  8)問題用紙5 時計描写

 ■3 認知機能検査の判定

  1) 認知機能検査の判定

  2) 総合点と結果の判定

 ■4 運転適性検査と座学

  1) 運転適性検査

  2) 双方向型講義

 ■5 高齢者の実車講習

  1) 実車講習 出発前

  

 

■5 高齢者の実車講習
 

 以前は、認知機能検査で第3分類の人は、実車指導を受けられます。第2分類の人は、実車指導の他、運転時の映像に基づいて個人指導も行われましたが、新しいやり方の今回は、すでに認知機能検査を事前に受けていますので、そこで問題ないという判定の人だけが受講対象となっていました。

 私を含む、今回の受講者は認知貴方に問題ない人達だけですので、問題ありの人を対象とした講習がどのようなものであるのかは実体験していません。ここでは問題ない人を対象とした2時間講習についてのみ、まとめてみました。

 今回の法改正前では、実車試験に近いような内容でした。しかし、既述の通り、法改正により実車講習は、受検的なやり方ではなく、講習指導的なやり方です。その内容も、以前にありました車庫入れ、坂道発進、踏切発信、S字クランク、クランク、段差乗り越えなどの実習はありませんでした。

 今回の主な点のみをご紹介します。
 

 

■5-2 実車講習 右折とレーン変更 

 

 左レーンを走り出しますと、講師が、次の指示を出します。右折する場合には、ウィンカーを出し、右側中心に、二輪車を巻き込まないかどうかを確認してから、レーンの右に寄せます。この時に、二輪車が入り込めないように幅寄せを、交叉点の30m手前までに完了しておきます。

 ウィンカーを出すタイミングが遅かったり、幅寄せが遅れたり、しなかったりと言うことのようにします。改正法からは、見通しの悪い交差点での発進はなく、広い通りだけの右左折ですが、事前の徐行で、充分に減速しておきます。

 右左折する通りの交通状況と、前方からの車両がないことを確認し、歩行者に最大限の注意を払って右折します。右折する際に交叉点のセンターポイント(ない場合にはあることを想定)を超えないように、離れすぎないように右折をします。

 ハンドルは両手を使ってステアリングをスムーズに行います。内手ハンドルや送りハンドル操作は厳禁です。

 周囲の確認をオーバーなゼスチャーで行います。ほとんどの人が確認をしているのでしょうが「確認不足」と判定されているようです。

 信号機のある交差点では、「信号青」というように声に出すとか、指さし確認をします。しかし、講師によっては、ハンドルから手を離すことを嫌う人がいますので、指さし確認をすべきかどうかの判断をする必要がありそうです。

 意外と問題視されるのが「ステアリング」です。「ハンドルを8時20分に持つ」ということを忘れています。送りハンドルをしてしまったり、ハンドルを回しすぎたり、その逆で回転量が少なかったりしないようにします。


■5-3 実車講習 左折

 左折も、基本的は右折と同じです。

 左折の指示が講師より出されたら、40~50m手前から左折のウィンカーを出し、レーンの左側にスムーズに車を寄せます。

 この際に、もっとも注意が必要なのが左側に二輪車や自転車がないことを確認することです。バックミラー、左サイドミラーで安全を確認するだけではなく、サイドミラーの死角部分は、頭を捻って、直接目視確認を素早くします。この時に前方に車がある場合には要注意ですので、充分に減速して、確認をします。

 車と歩道との間を50cmほどに保つことが良いと言われています。

 この操作を停止線・交叉点の手前30mまでに行います。

 交叉点でハンドルを左に切る場合には、右から車が来ないこと、左に二輪車や自転車がないことなどを確認します。この時も歩行者を巻き込まないようにすることを絶対に忘れてはなりません。

 

< 続く >

 

 

■ もくじ

 

1.高齢者の運転免許更新のながれ

2.認知機能検査とは

3.認知機能検査の判定

4.運転適性検査と座学

5.高齢者の実車講習

6.まとめ

 

 

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