KAZのおさんぽ

移り行く季節の中で美しい表情を見せる花や虫たち
みんなに会いにきょうもおさんぽです

厳冬の越冬シジミ

2016年01月26日 | 2016年のブログ
先週末からの寒波でここ数日は千葉でも朝は0℃前後、日中でも気温が1桁台の寒い日が続きました。
この寒波で越冬シジミたちはどうしているだろうと、24日は越冬シジミたちの様子を見に行ってみました。
最初に1月に入っても新鮮な個体の見られたウラナミシジミを確認に行きましたが、
さすがにもう見つけることは出来ませんでした。


(ムラサキシジミの越冬場所 2016/1/24 千葉市 α58/SONY DT55-200)
観察を続けていた2頭のムラサキシジミの越冬場所を覗くと何と逆さまになった1頭の死骸が干からびていました。
クモの糸がずいぶん絡んでいましたから、暖かい日にクモに侵入されたのでしょうかね。


(ムラサキツバメの越冬集団 2016/1/24 千葉市 α58/SONY DT55-200)
20頭ほどのマテバシイの集団は相変わらずで変化は無い様子、寒いのでお出かけの子はいないようです。


(タイサンボクで越冬するムラサキツバメ 2016/1/24 千葉市 α58/SONY DT55-200)
正月にクロガネモチで見つけた7~8頭の小集団は鳥に食われたのか1頭も見つかりませんでした。
代わりにタイサンボクの葉上で1頭づつ越冬する個体を2頭見つけました。
2頭とも葉の上で横倒しになって、遠目で見ると朽ちかけた落葉の残骸が張り付いているように見えました。

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今回の寒波は西南日本の方が厳しいようで鹿児島でも-5℃まで下がったとか。
四国南部や紀伊半島でも氷点下が続いているようですから、クロマダラソテツシジミも危ないかも知れませんね。