KAZのおさんぽ

移り行く季節の中で美しい表情を見せる花や虫たち
みんなに会いにきょうもおさんぽです

チャバネフユエダシャク

2016年01月08日 | 2016年のブログ

(チャバネフユエダシャク♂ 2016/1/3 千葉市 α58/SONY DT55-200)

フユシャクと呼ばれる蛾の仲間がいます。
名前の通り年に一度冬になると出て来ますが多くは口が退化していて餌をとることはありません。
もっとも冬ですから花も咲いてはいませんし、水分をとっても明け方に体ごと凍ってしまいます。
♀は翅が退化していてフェロモンを出して♂を呼びカップルとなり、産卵をして次代に命を繋ぎます。
蛾の仲間ですから夜行性のものも多く、冷たい冬の林を♀のフェロモンに引かれてフワフワと舞います。

写真はお正月に公園の草地をフワフワ飛んでいたチャバネフユエダシャク。
名前の通り前翅は茶色ですが、後翅は金糸の入った白の紗のようなお洒落な薄いスカートのよう。
もうすっかり虫の飛ばなくなった冬の枯野を、独り舞台のように舞っていました。

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昨年あたりから蛾を美しいと思うようになってきました。
末期症状ですかね?(笑)。