KAZのおさんぽ

移り行く季節の中で美しい表情を見せる花や虫たち
みんなに会いにきょうもおさんぽです

エゾミドリシジミ

2010年07月11日 | 2010年のブログ
土曜日は久しぶりに良い天気になるというので早朝に榛名山へ向かいました。
午前中は外輪山でジョウザンミドリやアイノミドリを探しましたが、みな位置が高くて要領を得ませんでした。
午後からは湿原周辺のカシワとミズナラの混生林で、比較的低い位置でエゾミドリが相手をしてくれました。


(縄張りを見張るエゾミドリシジミ♂ 2010/7/10 α300/TAMRON SPAF90)
午後2時頃、草原の中央の低い潅木を占有するゼフィルスを見つけました。
時刻と色合いからエゾミドリシジミのようです。


(エゾミドリシジミ♂ 2010/7/10 α300/TAMRON SPAF90)
金緑色に輝くミドリシジミやアイノミドリシジミに比べ、Favonius属の♂はかなり青白っぽく感じます。


(エゾミドリシジミ♂ 2010/7/10 α300/TAMRON AF18-200)
オオミドリ、エゾミドリ、ジョウザンミドリの3種はみなそっくりで、野外で区別するのはなかなか難しいですが、
1000m前後の山地ではオオミドリシジミは少なく、午前中にジョウザンミドリ午後にエゾミドリを良く見かけます。


(エゾミドリシジミ♂ 2010/7/10 α300/TAMRON SPAF90)
3種の中ではエゾミドリがやや青味が強く、その輝きはまさに森の宝石ですね。


(エゾミドリシジミ♀OÅ型 2010/7/10 α300/TAMRON SPAF90)
カシワ林にいたこの♀はハヤシミドリかと迷いましたが、この後すぐ飛ばれてしまって未確認です。
尖った翅形からエゾミドリの♀と思われます。


(エゾミドリシジミ♂裏面 2010/7/10 α300/TAMRON SPAF90)
♂の区別はマニアックなので書きませんが、表の黒の縁取りの幅やこの写真に見えるオレンジの紋の形などで判断します。

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ここは今だに一日で複数の採集者に出会います。
昔良く見かけたウラジロミドリ、ハヤシミドリ、ウラミスジシジミなどは殆ど見つからなくなりました。