宮部みゆきワールドがいよいよ全開してた下巻でした。
主人公 ほうと宇佐 二人の少女を中心に丸海藩と加賀さまの物語がぐんぐんと急展開していくさまがすごい・・・
読んでいて丸海の情景が目にくっくり広がるようで想像がすごくはたらく描写
丸海は実際の香川の丸亀をモデルにしているのですが
最後はすごいどんでん返しがまってる・・・江戸時代のまだまだ迷信にとらわれていた庶民の感情をうまく利用した策略
ぐいぐいひきこまれました。
主人公が12歳ぐらいの少女というのがとても切ない感じでした・・・
この手のには弱いのです。