My Song My Foolish Heart

4月に12年の単身赴任が終わりました!、山が好き、キースジャレットが好き、街道歩きが好き、2012年中山道を完歩しました

ちいさこべ 山本周五郎を読む

2018-01-10 18:01:01 | 2018年 本

山本周五郎は随分読んだ

ちいさこべも再度読むことにした、20年ぶりぐらいによんだ、ストーリも結構忘れていたが

読むにつれて思い出した・・・

ものがたりは江戸の大火ですべてを失いながら、焼け出されたみなしごたちの面倒を引き受けて

自らの大工業の再建に奮闘する大工の若棟梁茂次、その心意気がさわやかさにこころ動かされるような

忘れていたものがおもいだすようなそんな感じだった。

こういう気持ちは、下々の人間だから持ち得るのだろうと感じる、江戸っ子の下々のものと生活する棟梁だからこそ

みなしご20人ほども面倒を見ることができるのだろうかと思える。

今に言えば、国の権力者は、貧しきものの生活はわかるわけはないだろうと思う、たぶんおまえらとおれは身分が

違うというのがほんとの気持ちであろう、人間としては最低の部類にはいるものどもだろう・・

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