goo blog サービス終了のお知らせ 

物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

書こうと思って忘れていた

2021-07-03 16:34:14 | 本と雑誌
書こうと思って忘れていたのは、実は前半と後半という言い方だった。

英語では前半はfirst halfで、後半はsecond halfであろう。もちろんだからthird halfという語はないはずである。

サッカーとかラグビーの試合ならば、前半戦と後半戦とがある。野球ならば、攻撃の表と裏がある。ところがこの語も英和辞書とかで探してみたのだが、なかなかでて来ない。

もっとも探した英和辞典は子どもが中学と高校で使っていた学習英和辞典なので載っていないのもしかたがないかもしれない。

ここまで書いて、大修館のProgressive English-Japanese Dictionaryを引いてみたら、 ちゃんとそういう用例が出ていた。

ドイツ語の辞書にも用例としてin der ersten (zweiten) H"alfte des Jahrhunderts「世紀の前半(後半)に」があった。die H"alfte半分は女性名詞である。

「波紋」という語

2021-07-03 10:25:15 | 本と雑誌
昨夜、岩波書店の雑誌『図書』7月号を読んでいたら、ある方が「波紋」という小説のことを書かれていた。

私の問題にしたいのは、そこに書かれた内容ではない。私が気がついたのは実は「波紋」という英語とかドイツ語とかを知らないということだった。

辞書を調べて見たのだが、英語のwaveのところにもドイツ語のWelleのところにも波紋にあたる語を見つけることはできなかった。

waveにもそれに対応したWelleにも日本語訳として「波紋」という訳語は3番目か4番目に出ている辞書もあるが、「波紋」のそのものずばりのドイツ語とか英語を独和辞典または英和辞典の該当箇所には見つけられないということであった。

実は「波紋」いうタイトルの小説は原文はドイツ語であるらしい。それだとそれに対応したドイツ語があるのであろう。それがどういう語か不思議に思ってしまったという次第である。

和英辞典とか和独辞典にどう書かれているのか関心が起きた。

研究社のNew Japanese-English Dictinonaryによれば、波紋は英語でa ripple, a water ring, a wave ring in the water等の訳が出ている。また、ある和独辞典ではdie Wasserkr"auselung, das Wellengekr"ausel, der Wasserring, Wasserwirbelとかの訳が出ている。

k"aruselungとかWellengekr"auselとかのドイツ語には今まで出くわしたことがなかった。本当のその本のタイトルはどうなっているのだろうか。

タイトルとしては、der Wasserringなのだろうか。興味津々である。