物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

ガールフレンドの意味

2016-07-19 12:22:25 | 日記
「窮理」という雑誌の第4号が発行されて、それに物理学者の亀渕さんの「ガールフレンド」という文章が載っていた。これはガールフレンドと言ったら、セックスも含んだ意味であり、そうでない人にはガールフレンドというコトバは使わないのを知らないで使ったが、後でそのことを知ったという出だしであった。

そういうことの説明から、日本語になっている英語の日本で通用している意味と本当の意味との違いを考察するというエッセイであった。これは外国語を深く学んだら知っていることなので、いまさらではあるが、やはりそうかということである。

だから、最近では例えばドイツ語のmein Freundとかmeine Freundinを「恋人」と訳すようになっている。だから、フランス語ならmon petit amiだとかma petite amieというのがそれである。これは恋人とか少なくとも一緒に住んでいる男友だちであったり、女友だちであったりする。

これは日本でもだんだんそういうことが一般にはなって来ているが、旧来の考え方の親御さんなら、一緒に住んでいるなら、なぜ結婚しないのかとか娘や息子に迫るであろう。結婚すると離婚のときが大変というので、最近はフランスでは法的には結婚していないというようなことが大統領ですら起こってくる。

パックスとか言われる関係が法的な結婚ではないが、それに準ずるものである。これは多分税制上の優遇措置も得られるものだったと思う。

フランスの現大統領のオランドさんもその一人である。それでどういうこともないのはさすがである。

旅行が好きか

2016-07-19 11:53:55 | 日記
と言われたら、好きだとはとても言えない。だが、若いときには好奇心があふれていたのか結構旅行した方だと思う。だが、この年になると別に好奇心がなくなったわけではなかろうが、どこかに出かけるのはおっくうである。

第一、食べることとかでも何を食べてもどうってことのなかった若いときとは同じにはいかない。それにトイレの件もある。自宅にいればいつトイレに行きたくなっても大抵大丈夫だが、旅行中だとそうはいかない。

以前に1月のはじめ京都南座に前進座の歌舞伎を見に行ったりしたが、それも行かなくなって数年がたつ。何時も気になるのはこのトイレのことである。
私は夜寝るのが遅いせいか朝早くにトイレを済ますことができない。そうだとなかなか旅行はできない。少なくとも団体旅行は難しい。

朝ゆっくりと朝食をとってから、用を足してから出かけることとなる。ヨーロッパに出かけてみたい気持ちもないではないが、そういうことを考えるとなかなか気持ちは動かない。

もっとも団体旅行で時間をきって行動をするという旅行は日本人のするところであって、ヨーロッパ人はどこか一カ所に落ち着いて動かないのが休暇の取り方である。

もしドイツ人ならば、マヨルカ島であったり、ニースであったり、ポルトガルであったり、はたまたギリシャであったりする。観光旅行もあるかもしれないが、どこかの海岸端のホテルで朝起きたら、一日日光浴をする場所を確保して海岸に寝そべっている。

そこで知り合う人もいるかもしれないが、まあ何のための休暇かといえば、のんびりすることらしい。これは私たち日本人にはなかなかできない心性である。

もう10年以上前になるが、R 氏の弟のクリストフが休暇をとって日本に来たときもそうであったらしいが、あまりそのときにつきあいがあったわけではないので、よくは知らない。一度だけどこかでドイツ語を学んでいる日本人たちととともにクリストフと一緒の夕食をしたくらいである。

そのときに休暇の過ごし方が日本人と少し違うのだと R 氏が日本人に説明をしてくれたことがあった。もっともこんなことはいくら説明をしてもらってもなかなか日本人には理解できないというよりも身につかないことである。