物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

日曜日には

2015-05-25 10:50:40 | 日記
いつものように昨日の日曜の午前中は新聞を読んで、読書欄の書評をよんだ。あまり収穫はなかったが、自己啓発書について書いた書の書評がおもしろかった。

牧野智和『日常に侵入する自己啓発』(勁草書房)である。著者はある大学の若い先生である。副題に「生き方・手帳術・片づけ」とあるらしい。

こういうものが学問の対象になるというところがおもしろい。実際に私もある種の自己啓発本である、地球物理学者だった、竹内均さんの仕事術の本を数冊読んだりしたことがあるので、自己啓発は日本でも流行のテーマであろうか。

「自己啓発セミナー」というものまであるそうだが、こちらは多くは一種のカルトであってそこから抜け出せなくて苦しむ人も多い、意外と知的レベルの高い人にこの自己啓発セミナーにひっかかる人がいる。こからようやくのことで抜け出せた人はもちろん自己啓発セミナーに批判的になる。

しかし、一般的にいって自己啓発それ自身がわるいはずはない。もっともカルト的な「自己啓発セミナー」が要注意であることはもちろんである。

書斎のかたづけが10年くらいできていないのは、私の怠惰もあるがそれだけではなくいろいろ制約を言った妻の責任もある。もっとも彼女は「片づけとは捨てることだ」という哲学の持ち主であるからかなわない。

私が計算をした紙などそこらあたりに放っておくのが悪いとも言えるが、すぐにどこかに捨ててしまわれそうである。先週の土曜日にも雑談会という数人でやっている会合のために机の上にあった書類を危うく捨てられそうになった。

実際にみんながその前に座る机の上からは私がすでに書類を完全にのけておいたにもかかわらず、そのときに隣室の使わない机の上にあった書類を捨てようとしたのだ。

私だって最低限の整理を前の金曜日からしているのに。