物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

アフガニスタンの現況の実体論を

2009-10-13 11:42:40 | 国際・政治

岡田外相がアフガニスタンとパキスタンを電撃訪問したが、新聞の報道もこれらの状況に関してどうも現象論的記述だけで実体論的な報道がほとんどない。これでは対策も考えようがない。

もちろん、日本人がその地帯に行ったら、拉致されたり、殺されたりするので行けないから現象論的な議論に終始するのはしかたがないのだが、誰も実体論的なもう少し突っ込んだ議論をできる人はいないのだろうか。

これは現地に近いアフガン人とかパキスタン人でこういうことを客観的に公正な立場でレポートできる人は皆無ということを示しているのだろうか。

そこらあたりが知りたいことである。またはタリバーンの意見とかを聞ける立場の人はまったくいないのだろうか。そこらあたりが現状の報道ではまったく不毛な気がする。

タリバーンがかなり偏狭な立場をとっているらしいとは聞くが、それは本当なのだろうか。またなぜタリバーンが勢いを得ているのか。それはなんらかの理由があってのことに違いない。

理由があるのなら、もしタリバーンのアフガン支配が望ましくないのなら、その理由をなくすことしかない。タリバーンが勢いを得る理由がアフガンの現政権の腐敗にあるのなら、そこを正すように助言をしなければいつまで経っても同じことの繰り返しであろう。

いくら外国から財政的な援助をしても底に穴の空いたタルみたいなものである。さらに、マスメディアの報道に携わる方たちはその辺をどう考えているのだろうか。