昨日までの好天も一変してにわか雨が突然降り始める1日でした。
そのおかげで涼しいのが嬉しいスタッフです。
今回は雨の合間に見つけてきた川湯の森の中の様子をお届けしようと思います。
川湯独特の赤いススキ。
穂が開くと赤さが分からなくなってしまうので、ちょうど今が見頃です。
コシアブラは紅葉の中でも一番最後に白く色づきます。
この葉はまだ紅葉しきれていませんが、ここ数日の暑さのせいなのか、
葉が散策路に何枚か落ちてしまっていました。
その横では、
昨年豊作だったどんぐりたちから出た新芽たちがあちこちで見られます。
さらにその横には
今年のどんぐりがなるであろう部分が実ができる前に落ちてしまっている姿も見られます。
そのまま頭上を見ると、
なぜかシラカンバの葉が枯れているように見えます。
よく近くで見ていると、
葉脈だけ残して葉肉が食べられているように見えます。
周辺ではケヤマハンノキで見られるハンノキハムシによる食害に見えます。
探してみると…
いました。ハンノキハムシの幼虫です。
基本ハンノキにつく虫ですが、
たまに同じカバノキ科であるシラカンバでも発生するようです。
何もないように見える森でも、
その細部をよく観察してみると、様々なことが起こっています。
こうした些細な発見を積み重ねていくことで、
自然観察が楽しくなってきます。
身近な公園でもいいと思うので、実践してみてはいかがでしょうか?
***
川湯エコミュージアムセンター https://www.kawayu-eco-museum.com/