成宗村の用水を追って、矢倉台の東側を北上、杉並高校キャンパスを右手に見ています。同校は昭和28年(1953年)の開校ですが、東隣の阿佐谷住宅にかけては成宗田圃と通称される水田地帯で、その一角を造成したものでした。キャンパスの北西角に、「遊び場24番」と名付けられた車止め付の空間がありますが、造成当時キャンパス周辺に整備された排水路の名残と思われます。
- ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)
- 1. 引き続き矢倉台に沿って北上します。右手は建物一つ隔てて杉並高校キャンパスです。
- 2. 正面を右折します。矢倉台をトンネルで越えた新堀用水も、左手から流れてきていました。
- 3. 杉並高校のキャンパスの手前です。右手に車止め付きの細長い空間があります。
- 4. ワンブロックで終了です。「遊び場24番」と名付けられ、「下水道台帳」では「水路敷」となっています。
- 5. 杉並高校の正門前へと差し掛かります。今回の水路は通りの右手を、新堀用水は左手を流れていました。