神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

田端田圃

2017-04-12 06:36:24 | 善福寺川3

 荻窪団地(シャレール荻窪)の外周道路に戻り、田端田圃を灌漑していた左岸の用水堀の続きです。北側にある天水田圃からの水路の合流の後、用水堀は大きく右カーブ、田端田圃の東縁を南下します。なお、「杉並の通称地名」(平成4年 杉並区教育委員会)によると、田端田圃との呼び方は隣の荻窪地区から見てのもので、地元の田端地区では昭和25年(1950年)ころまで、本村(ほむら)田圃と呼んでいたそうです。一方、→ 「田端村絵図」には、煩雑さを避けるため省略しましたが、天水田圃の合流した前の田圃には「字高野ヶ谷戸耕地」、その右隣りの半円のところには「字田端耕地」と書き込まれています。

 

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    ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)

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    ・ 「陸地測量部発行の1/20000地形図(明治42年測図) / 東京西近郊図」  上掲地図と同一場所、同一縮尺です。

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    1. 左手からの合流があった直後、外周道路の幅は狭くなります。「下水道台帳」では「水路敷」となっています。

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    2. 右カーブしながら水路単独のところを抜け、再び幅広の外周道路に出ます。

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    3. 次の右カーブの手前付近で、水路は外周道路の右手から左手にシフトしていましたが、道路の幅には反映されていません。 

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    4. この付近で新堀用水と交差していました。上掲「地形図」の点線は左岸段丘を貫くトンネルです。