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郷土料理いろいろ

2013-05-16 | 日記

昨夜、BS3で香川県の「鰆の押し抜き寿司」を紹介していた。鰆に山椒のシンプルなもの。実母の作るのはこんな感じです。

鰆の酢絞めのほか、薄焼き卵、紅生姜、えんどう豆、山椒が載り、蕗だったかな?がサンドされています。柿の若葉に載せて出来上がり。

初夏の香りいっぱい、五月ならではの郷土料理です。一つでお茶碗一杯以上のご飯があるので、二つも食べるともうお腹いっぱい。これは五年前、実家へ行ってもらってきたもの。私もいつか見よう見まねで作るようになるのかな。餡餅雑煮のように。

母の送ってきたソラマメ、小さい方は真っ赤な豆が鮮やか。

そのまま炊き込むと、あら不思議ソラマメの赤飯になりました。新しい豆なので前もって煮る必要もなく、手軽な赤飯です。ソラマメの風味が美味しいです。

小豆もきっと採れ立ちには同じようにできるのかも。讃岐にはこの他に、乾燥したソラマメを焙烙(かーらと言う)で炒ってから甘辛いたれに付け込んだ醤油豆という郷土料理もあります。売っているのは味が濃いけれど、家で作るのはもっと優しい味です。田植えの後、お酒飲んだりするとき食べていましたね。

さてこの竹皮で巻いたものは?

開くとこうなっています。

これは鹿児島地方の粽ちまきです。今の季節の食べ物だそうで、お姑様の親戚が送ってきて、二つ貰いました。

作り方は、夫の話によると、草木灰の汁にもち米を一晩浸け、竹皮に包んで煮るんだったか、蒸すんだったか。。。とにかく熱を通して仕上げるそうです。

ミネラルたっぷり、保存性のいい粽は、島津軍の兵糧として朝鮮出兵に、関ヶ原の合戦に携行されたそうです。腹持ちもよくて消化もよさそう。

正式には糸で切るそうですが、却って難しいので濡らしたナイフで。微妙な苦みというか風味がおいしく、よく冷やしたのを砂糖と黄粉で食べました。黒蜜もいいかも。

先日、息子一家と一緒に食べました。二歳の孫も小さく切ってやったらパクパクと美味しそうに食べました。

大学時代、鹿児島出身の下級生が五月の連休明け、研究室へ持ってきていました。みんなは「?????」という顔でこわごわ覗き込んでいました。というような話を、この粽を貰うたびにしていたら、先日、夫が切れました。笑われたと思ったのでしょう。

はいはい、まことに相済みません。soul foodには敬意を払うべきでした。深く反省し、これからの生きる糧としたいと思います。夫は以前開聞岳に一人で登った時、スーパーで粽を買って兵糧としたようでござった。「各々方、粽さえあればわが軍は無敵と心得よ」なんて昔の島津軍も言ってたかどうかは知りませんが、今でもスーパーで売っているようです。

息子が母の日のプレゼントにお嫁さんと選んだのは、フルーツ各種入りのフレーバーティとハーブコーヒーでした。甘くていい匂いがします。ありがとね。郷土料理ではないけれど、豊田松坂屋内、生活の木出身。

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