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「八月の六日間」 北村薫

2018-05-29 | 読書

出版会社で編集者の私、40代目前、同僚に誘われて山歩きの楽しさに目覚め、長い休みには北アルプスなどを歩く。作品の中では五回の山行きが語られる。

全て単独行。山で自然のやさしさ、厳しさに包まれ、人と出会い、心がほぐれていく。日常生活の中では幼馴染の死、かつての恋人が若い女性と結婚した話を聞き、生きるのに辛くなった時には占いに頼ったりする。

しかし、山との出会いは格別。体調が悪く、天候も悪く、予定をこなせないこともしばしば。その中で自分と向き合い生きる元気を取り戻す。

やっぱり山っていいなあと思った。私が遠くの山へ行ったのは2009年が最後。子供たちが結婚し、盆正月は帰省を迎える立場になって以後、遠出はできない。ましてや今は介護の真っただ中。

また山歩きたいけど、もう体力的にツアーに参加は無理かも。皆さんに迷惑かける。

でも行けるときに行っていてよかったと思う。山の写真、前のホームページのは消滅。古い写真をCD=Rから探すのも邪魔くさいので、すべて記憶の中の山になってしまった。

かろうじて残ったいくつかを。

2009年8月、立山最高峰の雄山で。山頂に小さな神社あり。縦走中ほとんど雨。霧が晴れると一瞬黒部湖や後立山連峰が見えた。

この時は賑やかな五人組、若い三人娘、ご夫婦参加のお父さん、お母さんと数日歩くうちにニックネームが付き、あとは一人参加数名。右端はガイドさん。私はこの時も一人で参加したのでした。

バスの中にデジカメ忘れるという大失態。泣く泣くの携帯画像。

みくりが池温泉に一泊、翌朝登り始めて室堂の駐車場を見下ろす。ツアーバスは麓に下りた後。

室堂バスターミナルにみくりが池が見えます。

向こう薬師岳。これは縦走の途中から見下ろす。この日は内蔵助荘に泊まり、剣岳のふもと通って下山。ほとんど雨、たまに雨が上がる行程だった。

ツアーにはいろいろな人がいて、親切にしてもらった。皆様、ありがとうございました。

ハクサンイチゲ、ヨツバシオガマ、ウスユキソウ…たくさんの花を見ました。

室堂から雄山往復くらいなら一人でも大丈夫、また行こうと思いつつ、まだ果たせていませんね。もう行かないと思いますが。

 

 

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