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セビーリャの光と影

2016-07-16 | 炎熱のスペインを行く

えー、しつこく先月の旅行の写真整理しています。

スペイン南部のセビーリャは、以前は日本語ではセビリヤと言ってたので、私たちの世代にはその方が馴染があります。

カルメンやセビリヤの理髪師の舞台、大航海時代、コロンブスが船出し、新大陸の富がもたらされた華麗なる都、現在はアンダルシア州の州都。

6/11 私の見たセビーリャは夏のスペインの強烈な光と色彩にあふれた、魅惑の都市でもありました。こういう場所を歩くときは、自分もまた気取りを捨てて、この地の空気に馴染んでいきましょう。

暑いけど、不思議と汗は出ません。出てるのかもしれないけど、瞬間蒸発するのかも。

歩くときは濃い影をたどりながら。厳しい気候でも人々は楽しく快適に暮らす工夫をいろいろとしているのでした。

スペイン広場の見学の後、バスでカテドラル近くまで。見学時間に間があるので近くの広場へ行きます。

路地の奥の中庭風。周りは土産物たくさん売っています。

右の店で、孫二人のTシャツ、絵葉書二枚買いました。

広場の周りの建物。

日陰が濃い。

旧市街の路地が細いのは影を作るためだそうです。

何の店だったかな?コーヒー?

華麗なスペインの中庭パティオ。

ここで見るべきは床のようです。

・・・コルドバやセビーヤでは河原石をモザイクのように敷き詰めてあるのが本式だ。グアダルキビールの河原から小石をひと山運んできて、望みどおりの色調と大きさの石を選び、漆喰を塗りこめた床にびっしりはめこんでいって、なにか素朴な無連続模様が表れるようにしたもの。大変に手間がかかるので、現在ではもうおいそれとは造れないそうだ・・

紅山雪夫「添乗員のヒミツの参考書 魅惑のスペイン」より

噴水、花、モザイクタイル、壁の花の鉢など、涼しく、心地よく暮らす工夫がされています。この奥は土産物屋で、ガイドさんが顔役だそうで、その中を通ると大聖堂への近道になっていました。

群青の空、大聖堂、陰、客待ちの観光馬車。午前10時28分。

こちらも馬車。日陰で客待ち。なぜか空が二色に色分け???

この扉が開くので待ってます。あまりに暑いので、交替で順番待ち。

コントラストが強すぎて、デジカメが戸惑ってる???

教会前、オレンジの木陰。


 

昨日孫二人にお嫁ちゃんが来る。下の孫はスペインの冷たいスープ、ガスパッチョもどきを作ってやると、飲みながら「ンアッー」と繰り返し、「おいちいねぇ」とニコニコ。

そうかい、そうかい、あんたにも冷たいのがおいしいんだよね。

昨夜は七夕飾りなどして疲れたので、本日休息日。午前中、水彩用紙買いに行っただけ。個人で買って高かった。

午後は夫と郵便受け設置の相談など。夕方、大学病院入院中の夫の親族から「相談がある」と電話があり、夫は急いで出かけた。

何の心配事もないのがいちばんの幸せ。しかし、乗り越えられるくらいの小さな不幸なら、むしろあった方がいいかも。いいことばかりではどんでん返しが怖い。

トルコにニース、とんでもないことになってます。先月のスペイン旅行も、イスタンブール乗継かドバイか、直前に決まりました。

しばらくはあちら方面に行かない方がいいのでしょうか。でも行きたいし。。。。

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「関西人の正体」 井上章一

2016-07-16 | 読書

昨年のベストセラー、「京都ぎらい」をきっかけに再版されたらしい本書は単行本はもう20年近く前に出たらしい。私が今回読んだのは、今月30日発行?!の朝日文庫。

うーーーむ、前の本が京都に特化し、特に大阪などで売れたのに対し、この本は東京に対する関西人(主に大阪と京都)の屈折した思いを拾い上げた体裁。

東京が望むステロタイプな関西を自虐多的に演じてみせる気の弱さ、そんなものは振り捨てて、思うように振る舞えばいい。東京に張り合わず、没落するならそれでいいではないか。そこからまた行くべき道も見えてくる。著者はそう言いたげである。

その後大阪では大阪都構想なるものが論議を呼び、結局実を結ぶことはなく、今に至っている。

東京を中心としたヒエラルキーはもはや揺るぎようもないのだろう。そして、私たちの関西のイメージも、本書の指摘通り、一層、東京のマスコミのフィルターを通した滑稽な珍獣、あるいはお高くとまった気難しい人たちというあたりに定着しているように思う。

著者は今、そのことをどう思っているのだろう。

昨年、海外旅行で一緒になった大阪の女性が、御堂筋なんかで、豹柄の服なんか誰も着ていない。というか、そんなの着ている人見たことない。と言っていた。たぶんそうだろう。

20年位前、旅行先の天王寺駅下りた辺りで、そんな服売っていたけど、あれは天王寺だけの特殊な趣味と思いたい。

よその土地のものが別な土地を正しく理解するのはなかなか難しい。広島だって、よその土地からは反社会的勢力がたくさんいるように思われているらしいので。もちろん、今まで平穏な市民生活営んできたし、そんな人、知り合いにもどこにもいませんけど。

長話深謝


 

スペイン、トレド。さるおたくの庭のアジサイ。

アンダルシア地方のヒマワリ畑。咲き始め。バスの中から。

コルドバのメスキータ入り口。

中庭は内部と一続きとして使用されていたが、キリスト教会になってから壁が作られ、オレンジが植えられたとのこと。

コメント (2)
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