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雪の話  

2015-04-02 09:17:49 | 好きな本
 中学の時の同級生、お気楽仲間、4人組み。久し振りに皆で集まって、賑やかなランチです。
おしゃべりは、身近な家族のことから、最近の事件、富士市の職員の横領のことなど多岐にわたり、とりとめのないおしゃべりは果てしなく続くのでありました。
 その中で、俳優の香川照之さんのことになり・・・。
全員、香川さんのファンという訳ではないのに、余りの迫力に、登場すると目が離せなくなってしまうというお話で盛り上がりました。私の記憶では、最初に観たのは、「ゆれる」という映画の中だったような・・・。
そういえばこんな役もあんな役もとそれぞれが話している中で、仲良しのIちゃんが、何年か前に観たドラマの話をしてくれました。
そのお話に心惹かれた私は、帰ってから、Iちゃんの話してくれたストーリーを元になんというドラマだったのか調べてみることにしました。
Iちゃんの観たドラマは、NHKで1994年に放映された「雪」というドラマだったようです。ドラマのストーリーは、

『 1900年代の東北地方、赤ん坊のころ、ユキ(中島ひろ子)は吹雪で両親を失った。16歳になり、その地方随一の裕福な家から望まれ、嫁入りすることになった。ユキは五里離れた村へ行列仕立てて旅立つが、途中、吹雪で近くの農家へ避難を余儀なくされた。雪に降り込められて進退出来なくなった家の中で、ユキは人間の優しさや醜さを目の当たりにする。暖冬や改稿により企画より足掛け3年と10ヵ月にわたるオールロケが成果をあげた。 』(テレビドラマデータベースより)

残念ながらDVDなどにはなっていないようで、もう観ることはできないようです。
そこで、原作を調べてみました。
原作は「武田麟太郎氏」の「雪の話」というお話でした。これは、「国立国会デジタル図書館」で読むことができました。

     
     プリントアウトもできました。

 少し読みにくいものの興味深く読むことができました。
「雪」の美しさ、恐ろしさ、人の心の機微が短い言葉で分かりやすく描かれているように思いました。


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