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長野 気まぐれ旅行 その2  ( 小布施散策 )

2010-05-05 09:03:21 | 不思議紀行
 お腹がいっぱいになった私達、小布施の町散策に出発!

   
   「大きな銀杏の木だわ~」と大きな声で言ってしまい、恥かしかった”メタセコイヤ"の木


 皆から
「どう見たって銀杏には見えない。」
と責められ、
「私が、銀杏と言えば銀杏なんだ~!」
と悪代官のように応戦しながら歩きました。おかげで?"栗の小径”に入口を見落としてしまいました。


   
  満開の木瓜(ぼけ)?の花
   

   
   マンホールに何故?波の絵?・・・北斎の絵でした。


   
    鶯の鳴き声が響き渡っていた桜塚観音  

   
   
   実は、女性だと思い込んでいた(ごめんなさい)中島千波氏の美術館

 中島千波氏は、小布施出身の方(初めて知りました)です。大きな桜の木の絵を見たことがあったのですが、ここでは、趣の違った絵も見ることができます。
"東京藝術大学デザイン科描画系 ShinPA!!!!"の展示も見て巡りました。その中で、とても好きな絵に出会いました。”野地 美樹子さん”という方の「林檎の古木」という題の絵です。遠くから近付いていくと林檎の木が浮かび上がるように見えるのです。淡い色合いなのに、力強く、林檎の木が話しかけてくるようです。もう一枚、同じ方の「影綴り」という絵も素敵でした。


   
   高井鴻山(こうざん)記念館

 高井鴻山は、この地方の豪商で、葛飾北斎を小布施に招いた文化人だそうです。自らも北斎に触発されて、数多くの書画や妖怪画を描いていて、間近に見ることが出来ます。この方の描いた妖怪画は、おおらかでのびのびしています。なんだか楽しそうで怖くないのでこちらも一緒にお仲間になったような気分になれました。


   
   縁側廊下に作られた抜け穴


   
   二階襖の下に作られた抜け穴


 火急の時には、逃げ出すことが必要な時代に生きながら、北斎を支援しアトリエまで作り、地域にも貢献して、自らは、妖怪画なども描く、高井鴻山という方の”豊か”な人となりに触れることができたような気がしました。



   
   栗の小径(こみち) 栗の木で作った木レンガが敷かれた道


   
   北斎の肉筆画などが見られる北斎館 祭り屋台の天井絵が見事


 おぶせミュージアム・中島千波館と高井鴻山記念館と北斎館を全部見学するつもりなら、三館共通入場券がお得です。(私達は、おぶせミュージアムで購入しました。)
ここまでは、お店なども見て歩きながら、徒歩で回りました。
この後、現存する北斎最後の作品があるという”岩松院(がんしょういん)に車で向かいました。


   
   桜舞い散る 岩松院 仁王門  


   
   文明4年(1472)創建の曹洞宗のお寺 岩松院の本堂 

 本堂天井には、北斎が88歳の時に描いた畳21畳分の”八方睨みの鳳凰図”が、時の流れを忘れるくらい色鮮やかな姿を残しています。
 

   
   小林一茶が「痩せかへる まけるな一茶 是にあり」の句を詠んだ池


   
   仁王門の近く 春爛漫!


   
   舞い散る桜の花びらに背を押されるように駐車場に戻る


 そして、早々と温泉宿に向かい、何故か古いお寺の本堂の中のような温泉に浸かり、
「温泉パワー、炸裂!」
と勝ち続ける娘とどんどん負け続ける息子、少しお疲れ気味のだんなさん、最初だけど~んと勝つけど、結局大負けする私の4人で麻雀に興じて(変な家族!)家族旅行の夜は更けていくのでした・・・。

                                  その3につづく


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