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あまりに遠し、フランス旅行 その13 ( ポン・デュ・ガール )

2014-06-27 07:03:06 | 橋紀行
 次の訪問地は、「ポン・デュ・ガール」、アルルから63km、バスで50分くらいの道のりです。


     
     アルルを出てすぐ、大きな川(ローヌ川)を渡ります。両岸には、石の建物が並んでいます。


               
               牧草でしょうか? 立方体とは珍しい?


     
     何の工場かな? 


               
               ダムが見えます。(ダムを見たのは、今回の旅行でひとつだけでした・・・。)


『ポン・デュ・ガール   (世界遺産)

ガルドン川(ローヌ川の支流のひとつで長さ127.4km)に架けられた、ローマ時代の巨大な水道橋。

ユゼスのユール水源からニームまで約50kmをつないだ水路の一部。現在ほぼ完璧な姿で残っているのは全長275mのこの橋のみで、ローマ帝国時代の紀元38年から52年の間に建造された。およそ1000人の労働者、5万tの石が使用されたとみられる。5世紀にわたり毎日2000万ℓ以上の生活用水を運び続けたが、パイプ内に溜まった石灰が水質を汚染し、使用中止に。18世紀には土台のアーチ部分が増築され、20世紀まで幹線道路として利用された歴史をもつ。』(るるぶフランスより)


     
     河原のようなところを歩いて、橋に向かいます。


     
     緑に囲まれた美しい橋です。     


     
     長さ 275m、高さ 49m、上中下と3層に分かれています。


     
     川辺で寛ぐ家族連れ、上流からはカヌーに乗った人が下ってきます。


               
               あっという間に橋のところまで下ってしまいました。気持ちよさそうですね~。


     
     橋の上から上流を望む


               
               橋の上から下流を望む


     
     1世紀ごろと車道を増築した18世紀頃の二つの工事に携わった石工のサインと日付が記してあります。


               
               橋のアーチの部分にも数字が書かれています。


     

     

『 上層
 35アーチの最上部にモルタルを用いた水道管が設置された。水源からニームまで標高差わずか17m。勾配は17度、1緒につき34cmという精緻な技術で50緒の水路を完成させた。』


『 中層
 中層は長さ265m、高さ21m、幅5mでアーチの数は11。右岸から数えて第4アーチの上部にはウサギのように見える彫り物が残されている。これはポン・デュ・ガールに隠された魔法のシンボルと考えられている。』


『 下層
 下層は長さ約155m、高さ20m。アーチの幅は狭いものが15.75m、一番広いところで21.5mの6つのアーチから成る。1743年、技師アンリ・ピトーの指揮で幅7mの下層を増築し、道路として使用された。』(るるぶフランスより)


 魔法のシンボル、見逃した~。見事な土木技術に、ただただ驚くばかり。実用的な水道橋なのに美しい・・・。


     
     5ユーロ札の裏には、この橋が印刷されています。

 ユーロの硬貨と紙幣のデザインは、表はEU各国共通ですが、裏面は国によって異なるそうです。


                                                  つづく

 こちらでの研修のために帰って来ていた息子は、横浜での研修のため、一緒に夕ご飯を食べて、また横浜に戻って行きました。息子がいなくなったリビングは、また妙に広々してしまいました。いると手間もかかるのですが、いなくなるとつまらない・・・。だんなさんと二人だとなんだか静かな感じです。


 

     


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