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GW気紛れ旅行 その16 ( 元伊勢 籠神社 )

2012-05-31 07:23:55 | 不思議紀行
 天橋立を散策しながら府中地区に渡った私たちは、お伊勢様の故郷といわれている「元伊勢 籠神社」に向かいました。


 御祭神  彦火明命(ひこほあかりのみこと、別名:天火明命、天照御魂神、天照国照彦火明命、饒速日命)
 
  相殿  豊受大神(別名:御饌津神)、天照大神、海神、天水分神

 境内社  『摂社』蛭子神社(彦火火出見命・倭宿彌命))、天照皇大神社(天照大神の和魂あるいは荒魂)、真名井稲荷神社(宇迦御魂・保食神・豊受比売) -- 明治末期まで奥宮真名井神社に鎮座していたものを、1991年に本社境内に再建。『末社』春日大明神社(春日四神)、猿田彦神社(猿田彦神)

 境外社  この社の北東約400mに、元の鎮座地である奥宮真名井神社(まないじんじゃ)があります。本殿はなく、拝殿の裏に2つの磐座があり、右の磐座主座は豊受大神を主祭神とし、相殿に罔象女命、彦火火出見尊、神代五代神を祀り、左の磐座西座は天照大神を主祭神とし伊射奈岐大神・伊射奈美大神を配祀しています。真名井という社名は、境内に「真名井の水」という神水が涌き出ていることに由来しています。
 
  由緒  社伝によれば、元々真名井原の地(現在の境外摂社・奥宮真名井神社)に豊受大神が鎮座し、匏宮(よさのみや、与佐宮とも)と称されていました。『神道五部書』の一つの「豊受大神御鎮座本紀」によれば、崇神天皇の時代、天照大神が大和笠縫邑から与佐宮に移り、豊受大神から御饌物を受けていました。4年後、天照大神は伊勢へ移り、後に豊受大神も伊勢神宮へと移られ、これによって、この社は「元伊勢」といわれるようになりました。
 養老3年(719)、真名井原から現在地に遷座して主祭神を彦火明命とし、豊受・天照両神を相殿に祀り、社名を籠宮に改めました。真名井原の元の鎮座地は、摂社・奥宮真名井神社とされ、後に海神・天水分神が配祀されました。社名の由来は、祭神が籠に乗って雪の中に現れたから「籠宮」になったという伝承があります。
 社家の海部氏は、彦火明命を祖とし、創建以来、代々奉斎をしてきたとされ、現在は82代目です。4代目の倭宿禰命は神武東征の際に亀に乗って神武天皇の前に現れ、大和国へ先導したとされています。「海部氏系図」は国宝に指定されています。
                               (フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』参照)



     
     丹後の国一の宮「元伊勢 籠神社(もといせ このじんじゃ)」


          
          大きなさざれ石


     
     二の鳥居と神門 両脇には、狛犬と燈籠が立ち並ぶ。


    
   鎌倉時代の作だといわれている狛犬(製作年代には疑問有りらしい?)


    
   どっしりとした狛犬

 「伝承によると、作者の一心で魂の入った狛犬が、天正年中不意に天橋立の松林に出現して、元伊勢詣りの参拝者や通行人を驚かした。偶々親の仇討ちにひそんでいた石見重太郎がこれを聞いて鎮霊を決意し、一夜待ち構えて音の方向に剛刀を一閃したところ、石の狛犬の前脚が切れて出現が止んだと云う。以来社前に還座して専ら魔除の霊験が聞こえたと伝えられる。
他所と違い、胴と脚がしっかりして、日本化された狛犬の最大傑作と云われる。」(説明看板より)

 ユーモラス(失礼!)なお顔、どっしりとした体躯、刀で脚を切られてしまったというお話、遠い昔のことが、今でも息づく不思議な場所。


     
     立派な神門


     
     清浄な空気の流れる拝殿

  
     
     伊勢神宮と籠神社にしか許されない五色の座玉(すえだま)が高欄に据えられた本殿。

 この座玉(すえだま)のことは、夜お宿で資料を見ていて、見つけました。たくさん撮った写真の中からたった一枚、上の写真を探し出しました。じっくり見たかったなあ~。
あと「扁額」(重要文化財)の藤原佐里(三蹟の一人)の筆「正一位龍の大明神」の文字の横には、昇竜、降竜の浮き彫りも見逃してしまったようです。



     
     天然記念物さざれ石 産霊岩(むすひいわ) 一名神生み岩


     
     古代御生まれの庭  水琴窟あり


    
   龍神がお守りする真名井稲荷神社              猿田彦神社    
   

    
   春日大明神社                          天照大神和魏社             


    
   裏門の狛犬 天保2年(1831)辛卯建立 


     
     亀に乗った倭宿彌命像


 この神社は、見所満載、まとめるのにも力が入ってしまい、時間がかかってしまいました。
しかしこの後・・・。

                                              
   神社紹介  元伊勢 籠神社 (もといせ このじんじゃ)  京都府宮津市字大垣 430


                                               つづく


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