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天空を旅する その13 ( 室堂~(高原バス)~美女平~(立山ケーブルカー)~立山駅 )

2014-09-20 08:00:33 | 不思議紀行
 ホテルでたっぷり朝ごはんを頂いた私たちは、室堂(標高2450m)から美女平(標高977m)に向かう一番の高原バス(8:00発)に乗り込みました。(約50分のバスの旅です。)


     
     悔しいくらいの良いお天気、青空も綺麗!


     
     さらに上まで荷物を運ぶヘリコプター(働き者ですね)


     
     お世話になった「ホテル立山」は山々に抱かれるように建っていました。


     
     泥炭層のくぼ地にたまってできた池塘(ちとう)が散在している「弥陀ヶ原」(標高1930m)

 この湿地は、「ラムサール条約湿地」に登録されたそうです。このあたりから、見慣れた木々が目につくようになります。
弥陀ヶ原は、木道を歩いて散策できるということでしたが、この日は、宇奈月まで行って「黒部渓谷トロッコ電車」に乗る予定でしたので、先を急ぐことにしました。(結局、時間のこともあり、トロッコ電車は、次回のお楽しみになってしまいましたが・・・。)


     
     ぼんやりしか見えず残念ですが、木々の間から見えるのが「称名滝」です。(だんなさん撮影)

「称名滝」は、4段からなる大滝で、落差が350m、日本一だそうです。立山駅からこの滝までは、バスも出ているとのことです。


     
     幹廻り940cm、樹高21mの仙洞スギ(だんなさん撮影)     


     
     いろんな乗り物と景色、ここで写真を撮り合いました。


          
          幹廻り484cm、樹高28mの美女平駅前に立つ「美女スギ」

『   美女杉伝説 1

 立山は、飛鳥時代から奈良時代にかけて佐伯有頼(さえき ありより、越中国司・佐伯有若の息子)によって開山されたと言い伝えられています。
佐伯有頼に許婚の美しい姫がおりましたが、有頼が立山に籠もっていたため、有頼に逢いたい一心で、立山に登って来ました。しかし有頼は、「立山を霊山として開山するまでは帰らない」と言い、美しい許婚の姫を追い帰しました。姫は仕方なく下山する途中に一本の立山杉に
「美しき 御山の杉よ 心あらば わがひそかなる祈り ききしや」
と祈ると、後にその願いが成就して、二人は結ばれたと伝えられています。
そして、後世になり、この杉を「美女杉」と呼び、この歌を三度唱えて祈ると、男女を問わず、その恋が成就するとされています。』(説明看板より)

『   美女杉伝説 2

 立山が女人禁制の霊山であった昔、止宇呂(とうろ)尼が連れてきた美女と童女が、神の怒りに触れ、美女杉と禿杉(かむろ すぎ)に変えられたと伝えられています。』(立山曼荼羅講座より)
 

     
     美女平(標高977m)から立山駅(標高475m)の1.5kmを7分で結ぶ「立山ケーブルカー」

 
          
          大きな荷物などを載せる場所が備え付けられていました。

この日は土曜日、とても良いお天気だったので、これからアルペンルートへお出かけする人々で上りのケーブルカーはいっぱいでした。
私たちは、立山駅前で、回送して頂いた車を受け取って、昨夜のお話の「立山曼荼羅」を観るべく「立山博物館」に向かいました。


                                                         つづく


     
     


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