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ちょこっとドライブ その2 ( 小田原文学館・白秋童謡館 )

2017-01-17 14:26:13 | 建物紀行
 帰りは海を眺めながら西湘バイパスを走り、小田原で降り、以前から一度見てみたいと思ていた「小田原文学館」に寄ることにしました。

     
     田中光顕(みつあき)の別邸として昭和12年に建てられたスペイン風建築の本館「小田原文学館」

 現在は、小田原出身の文学者、縁の文学者などの紹介をする展示をしています。残念ながら最近では珍しく、内部での撮影は一切NGなので、写真はありませんが、お庭から入ることのできる一階のサンルームは、小さなカフェになっていてコーヒーなどを頂けるようでした。

     
     暖かい日差しの差し込むサンルーム

     
     本館 玄関  文学館入口

 不勉強で、名前を知らない方も多くて・・・。建物は大分傷んでいるように感じました。
坂口安吾の年忌で配られたという風呂敷?に染め抜かれた『あれも これも 命がけ』という言葉が妙に心に残りました。

     
     「暢気眼鏡」などの作品で知られる「尾崎一雄」の書斎(昭和17年小田原下曽我より移築)

 室内の調度品類もすべて尾崎家から寄贈されたものだそうですが、見学は外からしかできません。

     
     大正13年の建てられた純和風建築の別館 「白秋 童謡館」

 福岡県柳川市に生まれた北原白秋は、大正7年から15年までの8年ほどの間を小田原で過ごしたそうです。小田原の日差しが降り注ぐ二階のお部屋で、だんなさんと二人でビデオを見せて頂いたのですが、次々と懐かしい童謡が流れて・・・、本当に美しい日本語に心が現れる思いがしました。♪チョッキン チョッキン チョッキンなー♪(この歌は小田原で作ったとか)
白秋のことを調べていてビックリ!したことが・・・。
静岡の人ならみんな知っている「ちゃっきり節」は、白秋の作詞で、1927年(昭和2年)、静岡市近郊に開園した狐ヶ崎遊園地(後の狐ヶ崎ヤングランド)のCMソングとして、静岡鉄道の依頼によって制作されたそうです。
残念ながら狐ヶ崎ヤングランドは、もうなくなってしまいましたが・・・。♪ きゃあるがなくんで 雨ず~ら~よ~♪

     
     二階のお部屋から見えていた白梅

     
     桜並木の「西海小路」  春が待たれます。


  施設紹介   小田原文学館・白秋童謡館  神奈川県南町 2-3-4
                            ☎ 0465-22-9881
 駐車場有り(無料)

                                                    つづく