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燃える季節に その2 ( 瑞石山 永源寺 )

2010-11-19 22:13:13 | 不思議紀行
 仲良しのIちゃんとまだ夏の日差しが眩しい9月の始め頃、”湖東三山と永源寺”の紅葉を愛でるバス旅行に参加する計画を立てました。
朝、まだ暗いうちに出発!滋賀県は富士市からは遥か遠いところです。二人のおしゃべりは、眠い目を擦りながらも果てしなく、バス会社の方が巡り方を変更して一番最初の訪問地となった”永源寺”に到着するまで続きました。
 瑞石山 永源寺は、康安元年(1361年)に近江の守護佐々木六角頼がこの勝地に伽藍を建て寂室元光禅師を請して開山となし瑞石山 永源寺と号しました。当時この山中に五十六坊の末庵を有し二千余りの修行僧がいたと記されています。応仁の頃、京都五山の名僧知識が難をこの地に避け、修行されました。「文教の地近江に移る」といわれたほど隆盛を極めましたが、明応(1492年)、永禄(1563年)と度重なる兵火に消失し往時の面影もなく衰微しました。
寛永年間 一糸文守禅師(仏頂国師)が住山し、後水尾天皇の帰依を受け再興。法燈が再びこの地に輝いたのです。
                                 (頂いたパンフレットより)
臨済宗のお寺です。


    
   愛知川(音無川)に架かる赤い旦度橋を渡って永源寺に向かいます。


   
   黄緑、橙色、赤、微妙なグラデーション


   
   愛知川の緑色も綺麗


   
   山門 享和2年(1802年) 楼上には、釈迦・文殊・普賢の三尊像と十六羅漢像を安置


   
   本堂 明和2年(1765年)井伊家の援助により再建 美しい葦葺きの屋根


   
   本堂前のお庭  


   
   法堂 享保13年(1728年)再建 後水尾天皇により寄進された釈迦牟尼仏・迦葉尊者・阿難尊者が奉安。


   
   法堂までの登廊と紅葉


   
   道場 真っ赤なもみじ   


   
   含空院庭園  大きな額の中の美しい景色 蒼い毛氈も大切な脇役


 今年初めて見る紅葉は、泣き出しそうな空の下、優しい色合いのものでした。
Iちゃんと私が、それぞれ写真を撮ろうとしていると、若い女性が、
「お撮りしましょうか?」
と声を掛けて下さり、嬉しいことに二人一緒の写真を撮ってくれました。もちろんお返しにその女性たちの写真を撮ってあげたのですが、なあんとお母様、お祖母ちゃまの親子三代の3人でした。なんだかとてもいい感じ、ほっこり暖かい気持ちになりました。
 先日、姉達は、このお寺には、早い時間に訪れたらしいのですが、皆さんでお掃除をしていて、塵一つ無く特別な空気が流れていたそうです。



  お寺紹介  瑞石山 永源寺  滋賀県東近江市永源寺高野町 41
                      ℡ 0748-27-0061