同級会の続き。
いろんな思い出話が出た。国語の植村先生の授業で、「偉いとはどういうことか、偉い人とはどんな人か」を真剣に問いかけられた話を鮮明の覚えている人がいた。私も、以前ブログにそのことを書いたが、教師が子供の人生に及ぼす影響は計り知れないものがあると思った。そして、3年間私の担任だった木暮文先生を思った。年賀状を送り続けて45年。先生は94歳。田舎への帰り道、三人でご自宅に寄ったらだれもいない。原町の日赤病院に入院しているという情報もあったので、行ってみたら、いらっしゃった。何十年ぶりの再会だ。「先生、孝夫です」と言ったが、年賀状では毎年いろいろ書いてよこす先生なのに、思い出せないらしい。でも、声の張りは当時のままで、私たち三人が尋ねたことをとても喜んでくれた。同室の方や、若い看護士さんに「私の教え子たちよ、教師冥利につきるわねえ」とはしゃいでいた。
以上が、土曜日の話だが、実は、月曜日(今日)木暮先生は退院され、さっき電話をもらった。あの後準吉君がやはり見舞いに訪れ、名簿を片手に、写真と名前を一致させてくれたのだという。それで、私だと分かったと、電話を下さった。やはり突然伺って、一言早口で名前を言っただけだったので、聞き取れなかったらしい。顔がまったく変わっていて、分からないというのだ。電話で23分も話してしまった。めでたしめでたし。
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