極論だと言われることを覚悟で敢えて言ってみる。
いつの頃からかシステム開発を外注するとき「RFP」なるものを書くのが常識になってきた。
自治体や省庁などにはRFPを書ける人がいるとかいないとか、そんなことも取りざたされた。
私のつたない経験から言えば、完成したあとならRFPは書けるが、とてもじゃないが最初には絶対に書けない。
やってみて、反応を見て、発見もあって、システム開発はスパイラルに進む。ときには捨てて作り直す。
肝となる部分を早く作って便利かどうかすぐに試してみる。その結果で、その方法でいいかどうか決める。
人が使うものだから、とにかくやってみないとわからないのが情報システムだ。
杉浦和史氏がコラムでこんなことを書いている。
まったく同感。
いつの頃からかシステム開発を外注するとき「RFP」なるものを書くのが常識になってきた。
自治体や省庁などにはRFPを書ける人がいるとかいないとか、そんなことも取りざたされた。
私のつたない経験から言えば、完成したあとならRFPは書けるが、とてもじゃないが最初には絶対に書けない。
やってみて、反応を見て、発見もあって、システム開発はスパイラルに進む。ときには捨てて作り直す。
肝となる部分を早く作って便利かどうかすぐに試してみる。その結果で、その方法でいいかどうか決める。
人が使うものだから、とにかくやってみないとわからないのが情報システムだ。
杉浦和史氏がコラムでこんなことを書いている。
まったく同感。
http://sugi-tec.tokyo/2015/02/03/
http://sugi-tec.tokyo/2015/02/04/
http://sugi-tec.tokyo/2015/02/05/
http://sugi-tec.tokyo/2015/02/08/
に主張を書いてあります。
お時間のある時に、ご覧いただければ幸いです。
当時、その会社にいましたが、これに従って資料を作ったらとんでもない手間になって
しまいます。しかし、デザインレビューでは、アレをやったか、コレをやったかと責め
立てられます。バ~カ!と思いつつ、SEは時間をかけて体裁を整えていました。
決してお客さんのためではない時間の使い方です。そもそも、分厚い設計資料を見て
喜ぶお客は、システム導入で効果を出そうなどと思っていないでしょうね。教条主義な
設計手順、その全体となるRFP、いずれも遺物ならぬ異物です。
誠に情けないことですが、後生大事に今でもこの発想がはびこっているのが現状です。
大手SIerでこれに染まっていないところがあれば、そこに開発依頼をしたいものです。
しかし、我こそは、という気鋭のSIerに任せて安心できない、というのも一方の現実。
難しいですね、この辺。
間違えました。
http://img.jp.fujitsu.com/downloads/jp/jmag/vol63-2/paper15.pdf
富士通の偉い人がシステム開発はウォーターフォール以外ありえない!と熱弁していました。
それを聞いて、老害だなと感じました
先日、経産省外郭団体主催の特別講演で「これからは、ウォーターフォール
ではなく、スパイラルアプローチだ」と熱弁をふるった有名な方がいたよう
です。しかし、“これからは”とは・・・。
ガッカリする話ですが、これが実態なのでしょう。RFPも同じです。
これからはスパイラルアプローチとのことですが、プロトタイプを作って動
かし、ニーズとのすり合わせ、機能、情報の過不足を調整し、使い勝手を検証
しつつスパイラル状に完成度を高めて行くシステム開発形式の場合、RFPは
どの様に作るのでしょう。自治体の様に議会向け説明で必要なこともあります
が、如何にも杓子定規な感じがします。