片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

年を重ねるごとに、グローバルな視点と日本人としての思いが出てきた。

2015年04月07日 | サテライトオフィス
先日ある方に誘われてロータリークラブの例会に出席した。
そこでは月初めだというので、ピアノ伴奏で「君が代」を斉唱した。
友人は君が代などほとんど歌ったことはないけれど、こうやって歌ってみると
しみじみしたよい歌で、日本人であることを改めて自覚したという。

今の日本は、国民の祝日に国旗も掲げなければ国歌も歌わない。
それは我々が子供のころからだ。
戦争に行った父は、祝日のことを旗日と言って、玄関に必ず国旗を掲げていた。
私は戦後生まれの戦後教育だから、国旗については何も教わらないし、
むしろ日本を戦争に追いやった象徴のような感覚を持って育ったので、
国旗を掲揚する父には、少し違和感を覚えていた。

そんなところに下のメールが来た。
私は行けないが、ブログで紹介してみる気持ちになった。
ずいぶんと自分も変わったものだと思う。
メール送信者の了解を得て転載する。


片貝システム研究所
片貝 孝夫 様

多くの日本企業が海外への事業を展開するなか、現地の人に「Who are
you?」と聞かれ時に答えられる日本人が極めて少ないのはなぜでしょ
うか。

ひとつには日本人が日本の近代史を勉強しないからです。高校の歴史授
業は大学受験のため西暦1850年頃で終わってしまいます。1840年か
ら2年にわたって清とイギリスの間で続いた阿片戦争のあたりです。そ
のため、日本人の多くは1894年の日清戦争や1904年の日露戦争、そ
の後の大東亜戦争のことをほとんど知りません。

さらに、敗戦により日本人が戦前行っていた『読み、書き、そろばん』
のうち、『読み』を捨ててしまいました。これはアメリカ軍の占領政策
に起因しているのかもしれません。かつて日本人の精神文化には教育勅
語がありましたが、形だけの道徳教育を残し、そもそも日本人とはどう
あるべきかという教育を捨ててしまいました。『読み』を戦後止めてし
まったことは日本の修身教育にとって大きな失敗でした。。

一方、昔の中国人の勉強は暗記が基本で、その習慣は今も中国の幼児教
育に残り、それなりの家庭の子弟は物心が付く前から中国の古典を暗記
させられています。さらに日本と違い、大学受験のため古代中国から中
華人民共和国の成立までの歴史だけではなく、中世から近代までの世界
史をきちんと勉強・暗記します。

歴史を知らない現代の日本人で日本人としてのアイデンティティを確立
できている人はいません。それを解決するには、改めて日本の歴史を紐
解き、「日本の精神」をきちんと学ぶべきです。さらに1945年の敗戦
を契機にして何が精神面で失われたかも整理しておく必要があります。

今日、多くの日本企業がグローバル企業を目指しています。しかし「孫
子の兵法」が「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず(知己知彼,百
戦不殆)」という通り、日本人が日本の精神をきちんと認識し、日本人
としてのアイデンティティを持たなければ、外国人に対する立ち位置を
明確にできず、日本人としての考え述べられません。それではいつまで
も個人として尊敬されず、人も企業もグローバルになれないままです。

そこで、今回の海野塾では学校で教えられていない日本の精神を学びま
す。


お申込みはこちらへ



最新の画像もっと見る

コメントを投稿