そんなユニークな発想をする方がいる。
株式会社ネリムの千葉伸吾さん。
千葉さんは、漢字文化圏だからこそ、豊かな見識と感覚によって「熟考」することができるという。
熟考することは漢字文化圏のキーワードだと言う。
熟考するから決断力が鈍い。それでいいではないかと言う。人間が動物と違うのは「本能・反射的に動かない」からだと言う。
現在日本は、スピード感がなく、世界からもいろいろ責め立てられているが、食物も建築も文化も時間によって構築されるものである。だからそれらを大切にする心を失う必要はないと言う。
中国と日本、美しいものが共通している。それだけでいい。
雑誌「和華」創刊号より