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片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

対話型のイーラーニングに感動しました。これは使える!

2014年07月01日 | サテライトオフィス
放送大学や、予備校の遠隔授業は知っていたが、どうもピンと来ていなかった。

八洲(やしま)学園大学は生涯教育学部を中心とした通信制大学だ。
昨日学長の和田さんにお願いして授業を見学させていただいた。
法人税の講義を選んで見学させていただいた。

先生が電源を入れると自宅や職場などから受講している学生がすでに待機している。
個々人の名前が先生の画面に表示されている。
先生は「XXさんこんばんは」「YYさんこんばんは」と声をかける。
学生は、声ではなくチャットで応える。

授業が始まる。



教材を画面に映しながら重要なところを赤、青、黒のマーカーで画面に記を付けながら講義を進める。



学生は、10分に一回は授業が理解できているかどうかサインを送らねばならない。
先生はリアルタイムなこの理解度グラフ見て説明をさらに加えたりする。
このサインの送信は、ちゃんと勉強してますよという出席の証拠にもなる。

実際に教室に来て学ぶこともできる。
席が先生の前に10席ほど用意されている。




最後の先生がうれしそうにこう話してくださった。
「大学の教室で講義しているより、ずっと学生との距離を身近に感じます。質問があればすぐしてくれるし、わからないところがあれば表示されるので説明の仕方を変えることもできるので、とてもこのシステムは優れていると感じてます。とにかく教えるのが楽しい、学生にお金を払ってでも教えさせていただきたいくらいです」と。
こんな感謝の言葉ってあるだろうか?
私も深く感動した。

この仕組みは和田学長が先頭に立って手作りしてきたものだ。
仕組み自体は販売もしているという。

どこでもオフィスで定住したい人が出てきたとき、問題になるのが教育だ。
こういった設備を備えて、子供たちに教育するチャンスを与えてあげれば田舎でもしっかり学べると思った。

見学が終わって、蕎麦を食べながら「どこでもオフィス」のことを話していたら、和田さんが、
八洲学園大学では東大ダイレクトというのをやっているから、そういうのを使えばいいんじゃないかなあという。

これだ!
現役の東大生が、新宿のスタジオに来てイーラーニングで個別指導をしてくれるのだという。
群馬県出身の東大生が地元の群馬県の子供に直接教えるなんて、いいですね。

和田さんありがとうございました。



半農半ITの実現に向けて

2014年06月09日 | サテライトオフィス
友人から入院中に読んだらいいと送ってきた本。

この本は私の今後の人生のバイブルとなりそうだ。

人口が減っていく時代、経済成長が止まるか減速する時代に、人はどう生きたらいいかを鮮明に示してくれている。

半分くらいの人は会社を辞めて、自分の一番やりたいことを、ミニマム主義でやったらいいという。
著者は池袋で、一日5人入れば生活できる居酒屋を悠々と経営している。実践しているのだ。
今では居酒屋を週4日にして、千葉で農業も始めている。
それで一家3人食べていけると言う。
楽しくてしょうがないと言う。

農業ミニマム主義というのがある。


もう経済成長はない。
売上を伸ばそうとしても努力は空回りして、人は疲弊するばかりになる。
だったら成長無き豊かさをどう実現するかだ。
それには、会社を辞めないまでも、働く時間を減らして(給料も減る)余った時間を自分のやりがいのあることに遣おうという発想だ。


たとえば農業。
パソコンゲームの中で野菜は育てられるが食べられない。
しかし、実際に土に蒔けば食べられる。
米も冬季灌水という方式でやれば、年間20日くらいしか手間がかからず素人でもできる。

片足をコンクリートに、もう片足を土に!
半農半ITは夢ではない。
心は必ず安らぐ。








Biz/Browserをクライアント端末の標準インフラとして選定するメリットについて

2014年05月20日 | サテライトオフィス
第一生命では、WindowsXPから7への切り替えにコストがかかりませんでした。

ヤマト運輸でもXPから7への移行は、テスト工数だけですみました。

ほかにも沢山そのような事例はあるはずです。

第一生命やヤマト運輸がBiz/Browserを入れた時代は、Windowsのみの世界でした。
それでもこれだけ効果があったのです。

今やBiz/BrowserはiOSやAndroid、ハンディ端末でも動きます。
これらの端末で動いているソフトは、もちろんWindowsパソコンでも動きます。

よく考えてみてください。

端末にいろんなものが出てきても、Biz/Browserを使えば、画面は統一した考えで設計することができるのです。
(HTML5もできると言うかも知れませんが、かなり制約があります)
しかも、システム間連携も簡単です。Biz/Browserのアプリケーションからいろんなサーバを参照できるからです。
つまり、Biz/Browserを使えば、企業情報システムを統一した画面ですべて語ることができるのです。

サーバは何でも構いません。既存のホストでも、.NETでも、UNIX・LINUXでも。
データベースも何でも構いません。
SAPともSalesForceともKintoneとも連携できます。
GeneXusやWagbyとも当然できます。

ユーザにとって一番大事なのは画面です。
画面が違和感なく流れて行くことが大事です。
Biz/Browserを使えばそれができるのです。

クライアントマッシュアップという言葉を知ってますか?
サーバ側がなんであれ、HTTPて通信できるなら、クライアントの画面からいろんなサーバのデータを活用しながら仕事を進めて行く手法です。
Biz/Browserは、クライアントマッシュアップができるのです。

基幹業務再構築のとき、ぜひクライアントインフラをどうするか、改めて真剣に考えていただきたいと思います。

ちょっと本気モードです。



地域づくりは、創発をもたらすプラットフォームをいかに作るかが最も重要だと腑に落ちた!

2014年05月15日 | サテライトオフィス
今日、朝8時から外苑前のオラクルの会議室を借りて開催された、第4回BPIA月例会で慶應SFCの飯盛義徳先生のお話を伺った。

あまのじゃくの私は、経験もないのに大学で経営学を教えている先生の話は素直に聞けない。
しかし、今回は「地域における効果的プラットフォームの構築」というタイトルに引かれて出席してみた。

斜に構えていた私の心は、最初の飯盛(いさがい)先生の自己紹介ですっかり改心させられてしまった。
その話をすると長くなるので、こちらを見て欲しい。

飯盛研究室には、今60人の学生が学んでいるという。
80人の応募があったのだが、60人にしてもらったのだという。
普通は5,6人なのに、地域づくりといったことに、今の若者は異常に興味を示すのだという。
先生自身も若いときは郷里のことなど考えもしなかったので、この現象にはほんとうに驚いているという。
時代の潮目が変わったようだ。

いろいろ為になる話はあったが、私が最も関心があるプラットフォーム作りの勘所について、私がとても感銘を受け、私自身もそのとおり実行しようと思ったことを書く。

1.プラットフォームはいろんな思いを持った人を受け止めなければならない。

 葉っぱを集めて売るというビジネスの「いろどり」で、仕掛けた人の想いは地域作りだが、実際に葉っぱを取って売っているおばあちゃんたちに聞くと、お金になるからという答えがほとんどで、地域作りと言った人は一人だという。それでいいのだという。別に志を一つにしなくても地域が元気になればいい。

2.プラットフォームは創発をもたらす。

 プラットフォーム自体に個別の目的は無い、いろんな思いの人がそれぞれ使ってもらうことで、それぞれの目的が果たせればいい。プラットフォームを上手に作り、維持していくといろんなことが勝手に始まる。創発だ。

3.プラットフォーム設計のポイントは3つある。

・毎日顔を合わせるような人(強い関係)と、中学の同級生といった年に何回かしか合わない人(弱い関係)の融合の方策。
・いろんな思いで地域作りをしようとしているわけだが、その境界をどう引いて、相互に連携できるようにするか。たとえば地主グループと、中学の同級生など。
・土地や家などの資産持ち寄りの働きかけと、そこから生まれる、自分がやっているという効果への期待。

4.内と外を明確にしない。

 縁側は内か外か。縁側はどちらでもない。ドアや壁で完全に仕切るのではなく、縁側が大事。縁側的発想がコミュニケーションを生む。

5.自治体は予算で動く、予算がないと動けない。

 民間の持ち寄りだけでやれればいいが、そもそも地域づくりは公務員のミッション。公務員は予算がないと動けない。だったらインフラ的な部分は予算をつけてもらって役場にやっていただくのもよい。


プラットフォームとは何か?
私の解釈はこうだ。
プラットフォームとは、地域づくりをしようと思った人が、まず相談できるところ。外の人が協力を求めて来たら、親身になって世話してあげるところ。自治体とのやりとりの窓口。起業家精神の育成の場。情報交換の場。神山町のグリーンバレーはプラットフォームだろう。

最後に、名刺交換させていただいたとき、ある提案をした。
すると、それはいい!是非一緒にやりましょうと言われた。









田舎サテライトオフィスの重点施策第一順位は若い女性に魅力があるか、それは子供の教育かもしれない。

2014年05月11日 | サテライトオフィス
東京工科大学の上林先生が、田舎サテライトオフィス構想では、若い女性に魅力があるかどうかを考えたほうがいいと言われてました。

女性は結婚を考えているでしょう。
そして子供のことも考えるでしょう。
すると教育が心配になるでしょう。

だったら、都会に負けない教育を受けられる環境があることは、魅力かもしれない。

これは高校だけれども、島根県の隠岐の島にある島前(どうぜん)高校は、「島前から日本と世界の未来を切り拓く人づくりと地域づくりを全力で進めて参ります」と宣言しています。

今はネット時代。
自然の中で思う存分遊びながら、最高の教育もネットを通じて受けることもできるでしょう。
やりかたはいくらでもあると思います。

若い女性が安心して将来を託せる田舎は、教育が充実している田舎なのかも知れません。

思いつくままつづっていきます。

田舎出身の団塊の世代諸君、都会で身につけた人脈をたどって、故郷にサテライトオフィスを作ろう

2014年05月10日 | サテライトオフィス
昔栄えて、今過疎の田舎を、都会のサライトオフィスにするには、両方に精通した、志を持った人が必要だ。
地元のやる気だけでは、なかなか難しい。

たとえば私はIT業界に詳しい、知人もたくさんいる、そして生まれ育った故郷に特別の思い入れがある。
こんな人間がいて田舎と都会を結んでくれるといい。

団塊の世代で、地方から上京してきた人はたくさんいるはずだ。
親が年老いて田舎に帰った人もいる。
しかし、ただ帰るのはもったいない。
自分の都会での世界を引き連れて戻ることができれば、日本の将来のためにもなる。

そんな志を持った人たちの情報交換の場をフェイスブック上に作ってみたい。









田園サテライトオフィスで重要なのは地元の熱意

2014年05月10日 | サテライトオフィス
都会の若者に来てほしいのは日本中どこの過疎地でも同じ思いでしょう。

でもそれでは行くほうは大変なのです。
自分で探さなければならない。
むしろ地元から、こういった場所にしたい、将来はこうしたい、自分たちはこういった準備をして待っている、といったメッセージを発信しないと選ばれないと思います。

大事なのは地元の熱意。


ところで
私の地元はこんなところ。

岩櫃城も近くです。






若者の半分は田舎暮らしに憧れている!?

2014年05月09日 | サテライトオフィス
今地方は過疎に苦しんでいる。
明治時代まではこんなことはなかった。
明治初期の東京の人口は110万人程度。
産業は農業だったから、その中心は米、養蚕、麻などが作れる、今では田舎と言われる地方が大いに栄え、豪農がたくさんいた。

明治から100数十年たって、人口は都市に集中した。
明治時代の3倍の人口になっても、地方の人口は減り続け、人は大都市に集中した。

今若者の間で田舎が見直されている。
私には驚くべきことだ。信じられないことだ。
2年前の調査だが、若者の半分は田舎暮らしに憧れている。



若者に、都会暮らしと田舎暮らしを両立させてあげたい。
そのためには、企業がサテライトオフィスを田舎に作って、どちらでも仕事ができるようにしてもらうのが一番いい。
幸い私はIT業界に顔が広い。
私の田舎も受け入れ態勢ができている。



そうだ、私の田舎にIT業界のサテライトオフィスを誘致しよう。

そう心に決めました。
数年以内に実現します。
興味あるかたはご連絡ください。