2010年最後の日、大晦日に降り続いた雪は午後になってもやむ気配が無く市内の交通網に影響が出ました。 タクシーを呼んでもいつになるか分ら
ず、仕方なくノーマルのタイヤで危なっかしく建仁寺の駐車場まで辿り着きました。
京都で日中これほどの雪が降ったのは、二年振りの事となり折角なので散歩がてらに清水さんに向かいました。
建仁寺さんは、大晦日ということでこの日は拝観はなされておりませんでした。 拝観入口のある庫裡もひっそりとしておりました。
庫裡と法堂を結ぶ渡廊下
雙龍図が天井に描かれている法堂
双龍図 法堂の天井には、小泉淳作の双龍図が、平成14年に創建800年を記念して描かれました。
正面の須弥壇には本尊の釈迦如来座像脇侍迦葉尊者・阿難尊者が祀られております。
法堂の東側、西来院へのエントランス。
法堂
法堂
六月に特別公開がある半夏生の庭で有名な両足院山門
書院前の庭園は、半夏生の庭と呼ばれており、池畔にはクチナシの白い花も咲き涼感を感じさせます。昨年は、6月11
日から7月11日まで公開されておりました。
池のほとりを彩る半夏生
開山堂の前に建つ茶碑 開祖、栄西禅師は比叡山で天台密教を修め、その後二度の入宋を果たし、日本に禅を伝えました。 また、中国から茶種を
持ち帰り栽培することを奨励し、喫茶の法を普及させた『茶祖』としても知られています。
開山堂前から庫裡方面です。
三門 『望闕楼(ぼうけつろう)』 大正12年、静岡県浜名郡雄踏町から移築されたもので、楼上には釈迦如来と二尊者と十六羅漢が祀られております。
御所を望む楼閣と言う意味で『望闕楼』と名づけられました。
三門から望む法堂
開山堂の正面(西側)が三門になります。
この道を東に進み右に曲がりますと清水道に出ます、さらに東大路を渡りますと八坂の五重塔が見えてまいります。
この清水道に電線が無いのは、景観を重視した地元の方々が独自で電線の地中化をなさ
れたそうです。年度末に道路を掘り返すお金を是非こういった事業に向けてもらいたいもの
です。
正式名称は、霊応山法観寺と号し、聖徳太子が創建したと伝えられる臨済宗建仁寺派に
属する寺院です。法観寺五重塔(高さ36.4m)は、室町時代の永享十二年(1440)に足利
義則が再建したもので、内部の須弥壇には金剛界五仏が安置されております。金剛界五
仏とは(大日・釈迦・阿シュク・宝生・弥陀)のことをいいます。
左の道の向こう側が建仁寺方面で、手前に進みますと二寧坂があります。
五重塔の南側の道を進みますと二寧坂に出会いさらに進みますと左手に料亭坂口の庭園入口があります。 現在は、入口に松栄堂や観光客向けの
お店が出来ており庭園を眺めながらお茶や甘味が頂けるお店もあります。
三寧坂の手前にある霊山興正寺別院参道
この三寧坂を上り左に折れると清水さんの門前通りに出ます。
雪景色の京都には中々出会うことが出来ないので、観光スポットの寺院は人の列が絶えることがありません。
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