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13日の日曜日、会合があり成就院にお邪魔してまいりました。今まで何度も伺っておりますが、雨の日は初めてで、しっ
とりとした庭園が素晴らしかったです。
まずは、荷物だけ置かせていただき本堂にお参りに行ってまいりました。
参拝入口の普門閣
楼閣を本堂に突き当たりますと、ふくよかな出世大黒天さんが迎えてくれます。
本降りの雨にもかかわらず、大勢の観光客が訪れておられました。
私にとって、清水さんで外せないお参りスポットが、阿弥陀堂と奥の院の間を入り奥の院の裏手(東側)にあります「ぬれ
て観音」さまです。
手前の蹲で柄杓に水を汲み、観音さんに掛けながらお参りいたします。
陽があまり当らない場所なので、何時伺ってもしっとりとやさしい顔をなされております。
雨がきつくなってまいりましたので、成就院に戻ります。
成就院の山門にあたる北総門、門の内側に有る石碑は、幕末に成就院の和尚をなされて
いた月照和尚と弟の信海和尚の辞世の句と両名と関わりの有った西郷隆盛が、和尚が亡
くなられた後に詠んだ追悼の句が刻まれております。
北総門東側の弁天堂 弁天堂の右手を下がりますと成就院の玄関に出ます。
成就院玄関
南側庭園
庭園中央にある、形の珍しい三角燈籠
書院西側の樫の樹
同じく西側の手水鉢と水琴窟の音色を聞くための竹筒
成就院の庭園は、相阿弥原作・小堀遠州の補修とも、松永貞徳の作とも伝えられる江戸時代初期を代表する名庭で国
の「名勝」に指定されております。
縁先の誰ガ袖(たがそで)手水鉢は、豊臣秀吉の寄進と伝えられております。
池右端の手鞠灯篭
庭園の面積は焼く1500平方㍍でさほど広くはありませんが、正面の高台寺山を大きく借し山中に一基の石灯篭を立てて
巧みに遠近法を活用して庭と周囲の山景とを結びつけ、庭に無限の広大さを感じさせてくれます。
庭園右側の皐月の刈り込みの上に佇む護摩堂の華頭窓
橋の左袂の烏帽子岩と正面の五葉松
本日、床の間に飾られてた布袋さんの焼き物です。やはり清水焼でしょうね?
この庭園は、月の成就院庭園と賞され、月明かりで見るととても素晴らしいと言われておりますが、本日は月の姿が見え
ませんでした。
成就院の前のお地蔵さんは、境内に散らばってたものをこちらに集められたそうです。
成就院の皆さん、今回も色々とお世話になりありがとうございました。また宜しくお願いいたします。
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