寂光院(じゃっこういん)は、左京区大原にある天台宗の寺院で山号を清香山と称します。開基(創立者)は聖徳太子と
伝えられておりますが、諸説があるみたいです。
平清盛の娘・建礼門院が、平家滅亡後隠棲した所でもあり、『平家物語』ゆかりの寺として知られております。
ご本尊は六万体地蔵菩薩尊が祀られております。
参道の途中右手にある、茶室「狐雲」
山門と本堂 本堂は、2000年5月の火災により焼失いたしましたが、すぐに再建され、災禍にあった御本尊も修復され
た後、本堂に安置されております。
本堂前西側の汀(みぎわ)の池と御神木の松 樹齢千年銘木でありましたが、本堂の火災によって傷みが激しくなり、
2004年遂に枯死してしまいました。
諸行無常の鐘楼
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理を顕す
千年姫小松の石碑
書院
本堂の向かって右手にある回遊式四方正面の庭
本堂と鮮やかな紅色をしたがく紫陽花。
本堂前に鎮座する南蛮鉄の雪見燈籠は、太閤豊臣秀吉の寄進で桃山城にあったものだそうです。
宝物殿の前から見上げた鐘楼
同じく山門
門前のお漬物屋さん。
寂光院を後にして、三千院に向かいます。 川の左手が駐車場ですが、門前の駐車場は
10台くらいしか停められませんので、観光シーズンや週末はご注意ください。手前にもいく
つか駐車場はありますが、道が細くすれ違いができませんので、混んでる時は手前で停め
て歩かれる方が、時間ロスは少ないと思います。