貴船神社へは、叡山電鉄の貴船口駅からさらに徒歩であれば、30分掛かりますが、3月から11月の期間はシャトルバス
が運行しております。車で行かれる方は、神社の駐車場は少なく、停める所が無いのでお気を付けください。
貴船神社(きふねじんじゃ)は、京都市内から小一時間北に走った左京区にある神社です。式内社(名神大)、二十二社
の一社で、日本全国に約450社ある貴船神社の総本社です。
樹齢800年を誇る大木が壮観です。
水神である高龗神(たかおかみのかみ)を祀り、古代の祈雨八十五座の一座とされるなど、古くから祈雨の神として信仰
されてまいりました。
また、縁結びの神としての信仰もあり、小説や漫画の陰陽師による人気もあり、若いカップルや女性で賑わっており、その
一方で縁切りの神、呪咀神としても信仰されており、丑の刻参りでも有名です。
貴船は古くは、「気生根」とも書かれ大地のエネルギー「気」の生ずる根源という意味で、古来ここに参拝する方は、御神
気に触れ気力の充実することから運気発祥(開運)の信仰が篤いです。
古来より、晴れを願うときには白馬が、雨を願うときには黒馬が奉納されてまいりましたが、実際の馬に代わって木の板
に描いた馬が奉納されたこともあり、このことから絵馬が発祥したとも言われております。
桂(御神木) この桂は樹齢4百年で、根元からいくつもの枝が天に向かって伸び、上のほ
うで八方に広がり、これは御神気が龍の如く大地から勢いよく立ち昇る姿に似て御神徳を
象徴し、まさに御神木と仰がれる由縁です。
本殿裏側の雪の下
本宮から奥宮までは、約700メートル離れており車の無い方は、徒歩になります。
奥宮の拝殿は59年ぶりの大改修が行われており、シートで覆われておりました。
御船型石
社伝によれば、神武天皇の母である玉依姫命が、黄色い船に乗って淀川・鴨川・貴船川を遡って当地に上陸し、水神を
祭ったのに始まると伝えられており、社名の由来は「黄船」によるものとし、奥宮境内にある「御船型石」が、玉依姫命が
乗ってきた船が小石に覆われたものと伝えられています。
貴船川に掛かる川床では、シーズンに向け準備も整い9月まで営業なされます。
京都市内の料理屋さんは、夏の閑散期に貴船の料理屋に板前を派遣したりして相互の
協力関係が築かれております。