Kおばちゃんのつぶやき

日々徒然に思うことの備忘録

思いがけない出会い(ミュンヘン)

2012-02-01 18:00:18 | ドイツ
巷では今日は暖かくなる・・と宣伝してたけど・・そうか?
日本海側は大雪だとか。こうなると限界集落のお年寄り達の生存にかかわるのではと心配です。
雪に埋もれてしまって、まあ日ごろの経験から食料備蓄なんかはあるとは思うけど、雪自体の重みで家屋が倒壊しちゃうなんてことが・・・そう、kおばちゃんのあばら屋だったらありえますので心配です。

こんなに寒いのに・・花粉は飛んで来ているみたいで怖い怖い・・

○5月7日(土)

『アルテ・ピナコテークAlte Pinakothek』は本当に面白い・・なんていったら何ですが、実はあまり期待はしていなかったんです。

一生懸命見物し過ぎて・・いささか草臥れては来ました。
さて、お次は・・と歩いていると、絵画ではない展示に出あいました。


ここ、アルテ・ピナコテークは第2次世界大戦の時に爆撃をうけたようですね。
ここだけではなく、ミュンヘンはヒトラーとの関係から重点的に攻撃を受けたときいています。

建物全体のレプリカでしょうか。


こちらにある鍵・・はレプリカではないようです。このアルテ・ピナコテークの鍵。


とはいっても、実際に使われているのかは・・1836年10月18日の開館のときに、ルートヴィヒ1世Ludwig Iに渡されたもののようです。

丁度そんな展示の奥に・・カフェがありました。


早速一休みです。本当はお昼をいただいても良かったのですが・・・ここではケーキをいただきました。


最初はケーキとお茶だけ・・と思っていたのですが、結構喉がかわいてしまいましたのでお水まで・・ああ水ぶくれ!

ここのカフェは、実は特別展示を見に行くルートになっているようで・・お客さんが横切って行きます。



元々は廊下の一部に作られているようです。

で、その先の特別展示というのは・・そうフェルメールJohan Vermeerだったのです。
ミーハーのkおばちゃんの大好きな画家です。まさかここでお会いできるとは・・

ここは、前にも書きましたが『別料金』です。でも大丈夫!ちゃんとコンビチケット買いましたから。
部屋に入る時に、職員にバッチを確認されました。
で・・入って最初に目に入ってしまったのはこちら・・


一瞬、間違えました。でも、こんな絵画あったっけ??と思ったのですが・・こちらはPieter Cornelisz van Slingelandtと言う画家の作品で、ミュンヘンに元々あるもののようです。

フェルメールに似ているはず・・というのも変なのですが、フェルメールは1632年から1675年を生きた人。そしてこきらのSlingelandtは1640年から1691年を生きた画家だったようですから、同じ時代の画家、しかもフェルメールはデルフトで活動。こちらの Slingelandtはライデン生まれのようですからご近所さんですよね。

そうそう、肝心の大本命はこちらです。


Woman Holding a Balance「天秤を持つ女」です。
元々はワシントンのナショナル・ギャラリーに所蔵されている絵画です。こんなところでお会いできると思っていなかったkおばちゃんは大感激!

それに、日本のように沢山のギャラリーに囲まれてご対面時間が少ないなんてこともありませんのでじっくりと眺めることができました。

彼女の計っているのは『金』だと言われていますが・・背後の最後の審判の絵画の存在もありもっと別の意味『人間の原罪を計っている』なんて言う解釈もあるようです。

思いがけない出会いにkオバチャン大満足であります。
コメント
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