Kおばちゃんのつぶやき

日々徒然に思うことの備忘録

ジークフリードの棺(ロルシュ)

2008-08-01 20:53:31 | ドイツ
ここ何日かはちょっと暑さも一休み・・なんて思ってたら・・また暑くなってしまった。

先週末は、暑くて体調も悪かったし、その上寝ていると頭痛がしてくる・・という悪循環でいやになったが・・今週はどうかな?

そういえば、あっという間に8月になってしまった・・困ったもんだ。
もう夏休みのないkおばちゃんにとっては『何月』でも一緒です。

○6月28日(土)

偶然というか・・なんというか・・ロルシュの博物館に入って、見つけてしまったもの。それが冒頭の画像だけれど・・もったいぶってしまったが・・これがいわゆる『ジークフリードの棺』と呼ばれているものなんです。

kおばちゃん、何回もしつこく言いますがけっして『ワグネリアン』ワーグナーフリークではありません。でも、今回のこの旅行はちょっと訳があって・・というか、そもそもなんで無理やりドイツをくっつけたか・・本来の目的地以外に・・というのは音楽がらみ以外のなにものでもないんですけど・・

本来の目的地には、kおばちゃんのいつも利用してマイルを貯めている航空会社は直行便を飛ばしていない・・ということはどこかを経由地にしなければいけない・・ということで『フランクフルト乗換え』という選択肢になり・・ついでにこの時期で『音楽を聴きたい』と思っていろいろといかたまたま探したら、kおばちゃん好みの演奏会がぶち当たった!という単純な理由でドイツにいるのですが、音楽会のある夜は予定があるが、昼間は特に予定がない・・じゃあ、何処か近所を観光しよう・・という単純な発想で、近所を検索したら・・こういうものが出てきた・・というだけなんです。

しかも、2007年10月7日のブログにも書いた今年は昨年行ったエクス・アン・プロヴァンスは国際音楽祭(Festival International d'Art Lyrique d'Aix en Provence)から、早くからご案内をいただいていたのだが・・5月を過ぎてからもまたまた
こんな郵便物2通も参りまして・・

その中にはこんなパンフレットが入っており・・

そういえば今年の音楽祭はベルリンフルのワーグナーシリーズは『ジークフリード』だなあ・・なんて思っていたんですが、そんなことを考えながらこのヘッセン州を検索していたら、『ニーベルンゲン=ジークフリート街道』なるものが存在してる・・なんてことを知ってしまったのです。

じゃあ、その端っこでも見てきましょうか・・というのが今日の予定であります。
ですから、このロルシュでも『世界遺産』よりも、『ジークフリードの棺』とやらのほうが興味があったんです。でも、それが出発前までは『何処に』あるか・・という正確な情報にぶち当たりませんでした。ただ、行けばなんとかなるかな・・くらいしか思ってなかったんです。

ということで、無事『ジークフリードの棺』なるものにお目にかかりました。

棺は博物館の入り口近くに無造作に展示してあり、

特に説明文らしきものはこのようなプラケースに入った文章が棺の中におかれているだけ・・でした。

それによると、この赤色砂岩でできている台形の棺は、近年カールスルーへのバーデン州立図書館に買い戻された『ニーベルンゲの歌Nibelungenlied』の写本『C』と呼ばれているものの記述の中の(C 1158 - 1165節)あたりに、特に ( c 1164.4 ) "ze Lôrse bî dem münster"あたりにジークフリードの『長い棺』はロルシュの修道院が最後の埋葬場所と明記されているらしい。

そして、1753年に元帝国僧院遺跡から3キロほど離れたKloster Hagenにて発見された12世紀中ごろのモノと思われるこの長さ2.45mの棺は、墓標は失われてしまっているが、棺内部は側面に合計4つのラテン十字架(germanicher Kultbaumゲルマンの知恵の木??)6つのモチーフの装飾が見受けられる・・

なんてことが書いてある・・・気がするkおばちゃんです。ここにもそんな記事が

偶然とはいえ、『ジークフリードの棺』にご対面がかなったkおばちゃんです。

どうも、この博物館のなかでも、どのように関連させて展示して良い物やら・・とまだ悩んでいるのか・・いきなりどーーんと置いてあった・・という感じがしましたです。

念願かなって??ホット一息のkおばちゃんでした。
コメント (2)
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