Kおばちゃんのつぶやき

日々徒然に思うことの備忘録

オペラの土台(ウイーン)

2006-01-19 17:50:21 | オーストリア
今日は物凄く寒いらしい・・ちょっとしか表に出なかったからあまり実感はないんだけど。それにオデブは暑がりだし・・
風邪の方は確実に良くなってるとは思うけど、まだ鼻声(美声ではありません)

今日はこの前オペラを見て思ったことを。

今回ウイーンでは国立オペラ座Wiener StaatsoperとフォルクスオーパーVolksoper Wienを鑑賞した。どちらも当日は満員御礼状態。その中で気になった事を・・
以前夏にフルクスオペラで鑑賞したときも思ったのだが、お子ちゃまが結構聴きに(見に)来ているということである。
さすが、国立オペラ座ではほとんど見かけなかったけどフォルクスオーパーにはうようよいた。

私の座ったボックス席もお子ちゃまが一人とママと思われる女性が1人いた。お子ちゃまを一番良いお席(値段の高い席とも言う)に座らせママは一番安い席・・まその組み合わせしか私のボックスでは空いてなかったと思うけど・・鑑賞してました。お子ちゃまのお年のころは小学生低学年~中学年(中学生ではありません)かな?実にしっかり鑑賞なさってました。

実は開演前、席に着く直前にボックスを間違えて、1階上のボックスに行ったらそこも一家で占領されてまして・・「違うよ君の席」と言われたくらい。
写真ではわかりにくいかもしれないが、お子ちゃま連れの家族の占有率がボックスは高かったように思われます。

出し物も「魔笛」だったから、なお更か?
日本でも実相寺さん(ウルトラマンの監督?)の演出の「魔笛」をやった位だから子供向けの内容ではあるれど、ちゃんとした夜の時間のオペラ。子供たちもそれなりにおしゃれして出かけてきたみたい。
売店でのオレンジジュースの売れ行きも良かったみたいで、飲もうと思ったら売り切れでした。(だからってゼクト飲むかなぁ?)

鑑賞態度も同じボックスにいた女の子に関しては文句なし。観光気分のおしゃべりおばちゃま達よりもずーーーと良かったです。
で、思いました。この位の頃から、普通にオペラを鑑賞して育てば、それなりの鑑賞力は付きますですね。「楽しみ方」も違ってくるでしょうし、良し悪し(演出なり、歌手の能力なり)も自然と判ってくるなあ・・・なんて感心してしまいました。

だから。土台が違う、土台が違う、日本と!つくづく思いました。

黒人の男の子が一人(連れは白人の高齢の男性)がいたけれども、指揮者の子供(その日の指揮者は黒人の方でした・・名前・・忘れました)なんて思ったりして。

それと登場人物の中で子供は子供が本とにやってました。
ちょと歌が遅くなってきて指揮者に目いっぱい棒振られてたのはご愛嬌。とっても良かったです。アンサンブルも。

タミーノもパパゲーノもルックスは私好み!
本とにいろんな意味で楽しませていただきました。
また、行きたいなあ~

それにしても、国会喚問面白くない!
あの場で「はい、私が悪うございます。」なんていう人もいないけど、参考人質疑なんかより公開裁判でもしてもらった方が、法的責任があって面白いとおもうんだけどな。
コメント
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