観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

明日は渡り鳥調査隊

2018-06-01 19:51:33 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 6時43分 潮位232cm
今日の干潮時間13時26分 潮位 35cm

 

今日は青空が広がり、乾いた風が吹き、庄内川河口はさわやかな日となりました。

今日から6月。野鳥観察館周辺のあまり陽の当たらない場所にあるアジサイもきれいに咲き始めました。

そして、野鳥観察館前のいつも鳥たちが水浴びにやってくる水たまりを見てみると・・・、アカテガニの脱皮殻がありました。

その数6匹分。全てこの2~3日のうちに脱皮したと思われます。

脱皮殻のほとんどはカニの形のまま崩れておらず、どうしてこんなにきれいに殻を脱げるのだろうか、と毎回不思議に思います。

崩れていないカニの脱皮殻(4つ)を見てみると、左上以外はメスのものでした(お腹の部分が三角形のものがオスで、半円形のものがメス)。

メスはこの半円形の部分で卵を抱えます。

 

庄内川河口では、今日もお昼過ぎに干潟が広く干出しました。

広がった干潟には、ホウロクシギ1羽が観察できました(教えてくださった来館者の方、ありがとうございました)。

また、野鳥観察館近くの干潟を見に行くと、今日もヨシの先でオオヨシキリの大きくさえずっていたり、ツバメがたくさん飛んでいるのを観察できました。

そして、ダイサギが浅瀬で餌を探しているのも観察できました。このダイサギも昨日、この場所で見たダイサギと同じくくちばしの根本が黄色くなり始めているようでした。

このダイサギは何度も稚魚を捕えていました。

すぐ近くの干潟の上には、コチドリを観察できました。

しばらく干潟を見ていると、干潟の上にいたドバトたちが急に飛び立ちました。上を見ると、チョウゲンボウが堤防の上にとまるところが見えました。藤前干潟周辺では、チョウゲンボウが毎年繁殖しているようですが、繁殖中のチョウゲンボウでしょうか。

 

明日、6月2日(土)は、毎月1回行っている「藤前干潟の渡り鳥調査隊」を行います。

野鳥の数は少ない時期ですが、その分、それぞれの鳥をじっくり観察できると思います。

初心者大歓迎です。当日の参加も受け付けます。

お天気も良さそうですので、ぜひご参加ください。詳細はこちら(PDF)をご覧ください。

【6月の藤前干潟の渡り鳥調査隊】
 日時:6月2日(土)10:00~12:00
 場所:名古屋市野鳥観察館
 対象:小学生以上
 定員:20名
 参加費:無料
 持ち物:帽子、水筒、双眼鏡(お持ちであれば) 
 申込み・問い合わせ先:名古屋市野鳥観察館(TEL/FAX)052-381-0160 

 

明日の満潮時間 7時14分 潮位225cm
明日の干潮時間13時58分 潮位 42cm

コメント
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