観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

フラッグ付きのズグロカモメ

2014-03-15 13:31:47 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間  5時33分 潮位216cm

今日の干潮時間 11時32分 潮位 62cm

 ハマシギは例年なら、汐が引き始めると一斉に群れが干潟に舞い降りるのですが、今期は小さな群れがバラバラに飛来して、小さなグループごとに移動しているようです。
必ずしも干潮時間に全数が観察できるわけでなく満潮時間が近づいて干潟が小さくなったときに藤前干潟に現れる日も少なくなりません。

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今日も左岸の干潟に小群、導流堤の干潟に小群が3・4群。新川側の干潟が現れると新たな小群といった数で大きな群れが群飛する姿は見ることが出来ませんでした。

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左岸でハマシギを見ているとズグロカモメがカニを探しながら飛んできました。
導流堤の干潟や藤前地区には頭の黒くなった夏羽の個体が多く観察できましたが左岸には若鳥の姿ばかりが目立ちます。

観察館に戻ってpcで確認してみるとフラッグを付けられた個体でした。

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右すねに赤色フラッグ、右ふ蹠に金属リング左ふ蹠に紫色リング?が付けられた個体です。
同じようなフラッグ付きのズグロカモメは昨年も藤前干潟で確認されていて、中国遼寧省盤錦市 遼寧遼河口国家級自然保護区の繁殖コロニーでフラッグを付けられた個体のようです。

そういえば3月12日記事のズグロカモメも別個体のようですが足を見ると金属リングが確認できました。

最近は写真撮影をする人が多くなったお陰で、落鳥や再びバンディングを行うこと無く、こうして写真で確認することが出来る機会が多くなりました。みなさんも一度HDの中に仕舞ってある鳥たちを確認してみてください。

月曜日には大潮を迎えるため、あす日曜日も干潟の鳥たちの観察に適した日になります。12時が干潮時間ですが10時頃からの観察をお勧めします。

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ20、カンムリカイツブリ65、カワウ3036、ダイサギ4、コサギ7、アオサギ26、マガモ52、カルガモ41、コガモ103、ヒドリガモ166、オナガガモ163、ハシビロガモ2、ホシハジロ134、キンクロハジロ542、スズガモ1421、ミサゴ5、チュウヒ♂1、トビ1、シロチドリ15、ダイゼン61、ハマシギ701、ダイシャクシギ6、ホウロクシギ1、ユリカモメ618、セグロカモメ230、オオセグロカモメ26、カモメ672、ズグロカモメ7

明日の満潮時間  5時59分 潮位225cm

明日の干潮時間 12時01分 潮位 49cm

コメント
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