メキシコの隅っこ

メキシコの遺跡や動物、植物、人や風景などを写真で紹介してます

村の端っこの廃屋

2009-12-09 08:00:00 | 
先日、ヴィリャエルモサへ出かけた帰り、
せっかくワンコも連れてきたんだから、セントラに立ち寄って散歩しようよ、
と言ってたんですが、セントラに入る道のところをダンナは素通り。
え~、ちょっとちょっと、行くんじゃなかったの?と言っても、
もう通り過ぎたからダメ、と言う。
なんだよ~、私だって別に同行する用事はなかったんだけど、
でもまあ書類のことは私も多少は関係あるから仕方ないとして、
ワンコはなんではるばるそんなのに付き合って一日車のなかで過ごさなきゃいけないんですか。

と、私がつむじを曲げていたら、タバスコ州とカンペチェ州の州境、
前に写真をお見せしたサンペドロ河を渡ってカンペチェ州に入ったところで、
ダンナがいきなり、ここ行ってみようか、と言い出す。
うちのダンナ、保守的で、知らないところには行きたがらないんですが、
このときはさすがに私に気を遣ったようです(それともワンコにかも)。

それで、細い道をず~っと入っていってみました。
この河口近くの川沿いにある村は、Nuevo Campechito ヌエボ・カンペチートといいます。
訳すと、「新しい小カンペチェ」てな感じでしょうか。
小さな家が立ち並ぶ一本道をまっすぐ進んで、
T字型の突き当たりを右に折れ、サッカーをやっている横を抜けて
またすぐ左に折れて海へ向かいました。
そしたらなんだか、小さな流れを越える橋があったんですが、
それを越えていくと、村はずれ~、という感じになっていき、
そしてついには、廃屋ばかりが並んでいました。

廃屋と言っても、まだほとんど崩れてなくて、
窓やドアもきっちりふさいであって、
住もうと思えばまだ住めそうな感じですが。



 これはまだ綺麗

 これもしっかり建ってます

でもやはり、家の周りの荒れ方や、この時間に窓がぴったり閉まって
人影もないところが、廃墟の雰囲気。



綺麗なレンガ造りの家ですが、夕陽が当たって寂しそう。

そして、海に一番近い家は、捨てられてずいぶん経つようで、
完全に廃屋となっていました。

 

続きはまた明日。