前にも書きましたが、12月12日はメキシコの守護聖人グアダルーペの聖母の日です。
「メキシコはカトリックだけど多神教」というすごい話を、
こっちに来て間もないころに聞いて腰を抜かした話もどこかに書きましたが、
それはつまり、町ごとに守護聖人というのがあって、それを信仰しているから、
ということなのですね。
そして、国全体を守ってくれる聖人が、グアダルーペの聖母というわけです。
市役所と政府みたいなもん?
もっとも、グアダルーペの聖母、出現したのはメキシコシティ北部なんですが
(バシリカのあるところね)
中南米にわたって広く信仰されているようで、
メキシコだけの守護聖人というわけでもないようです。
さて、こないだヴィリャエルモサに行った日ですが、12月4日でした。
私としては、グアダルーペのお祭りより重要な、
ワールドカップのグループ分け抽選会があった日です。
本当なら、四年に一度のこの日はテレビにしがみついて抽選を見守るはずが、
テレビは壊れてるし、でもネットで情報を探してドキドキするはずだったのに、
それも叶わず、旅路に、ということになってしまったわけですが。
カルメンからヴィリャへ向かう途中に、アタスタという村をとおります。
この村、やたらと細長くて、村境の標識が立っている両端を
通り抜けるときに車の距離メータをじいっと見ていたら、
端から端まで11kmありました。
ただまっすぐな一本道の両側に、小さな家がポツポツと建つだけの村なんですけどね。
まあそれはいいんですが、このアタスタ、
私たちが行きに通ったとき、どこの家でもカラフルな風船を飾り付けてました。
一軒や二軒なら、お誕生日とかかなと思うんですが、村じゅうです。
何かのお祭りかなあ、それとも12日に向けて、今から?
と言いながら行きは通り抜けたんですが、
帰りになった6時ごろ。
なんか車が多いな、と思っていたらとうとう村の真ん中で渋滞。
事故でもあったのかな、と思いながら待ってたんですが、
もう薄暗かったので、通りすがりに家々の飾り付けを撮影してもぶれるところ、
止まっているあいだに、そこから見えるおうちを撮らせてもらいました。
あ、これはまだ通りすがりにとっさに撮った写真です。
風船ばかりでなく、夕方にはこうして、
小さなテーブルを設置して、グアダルーペの肖像を飾り、
周りに花や果物、ろうそくを置き、祭壇を作ります。
そして、家の人たちは、その周りに座って何かを待つ。
これが停車中に撮った写真です。
家のお母さんが、コンビバスの運転手か乗客とおしゃべり中。
もう少しズームで。
祭壇の細かい様子はわかんないでしょうが、
なんとなく雰囲気はわかっていただけるでしょうか。
そして、長いこと待たされて、向こうからそろりそろりとやってきたのは、
やっぱりグアダルーペの聖母を掲げたトラックと、
その前後にそぞろ走る車の群れでした。
なんで一週間前にやっちゃってたのかは謎です。
もしかしたらグアダルーペがメインではなく、
アタスタの村の聖人の日で、
でもそういう場合でもグアダルーペは担ぎ出されることが多いので、
肝心の聖人のほうを私が見落としたのかもしれません。
そのトラックが私たちのところを通り過ぎたときはもうかなり暗かったですしね。
いやはや、とんだ時間がかかってしまいましたが、
お祭りの一端を見せてもらったと思えば。
でもつくづくカルメンって面白くないなあと思ってしまいます。
こういう村の楽しさ(さまざまな家畜や動物を見る楽しみを含め)もないし、
メキシコシティのように博物館や劇場があるわけでも、本屋があるわけでもない。
まあ私は、お買い物とかおしゃれなものには興味がないので、
そういう意味ではまったく不便は感じてないんですけどね。
ダンナが退職したら、ランチョで馬を飼いたいなあ、と思っている亀でした。
「メキシコはカトリックだけど多神教」というすごい話を、
こっちに来て間もないころに聞いて腰を抜かした話もどこかに書きましたが、
それはつまり、町ごとに守護聖人というのがあって、それを信仰しているから、
ということなのですね。
そして、国全体を守ってくれる聖人が、グアダルーペの聖母というわけです。
市役所と政府みたいなもん?
もっとも、グアダルーペの聖母、出現したのはメキシコシティ北部なんですが
(バシリカのあるところね)
中南米にわたって広く信仰されているようで、
メキシコだけの守護聖人というわけでもないようです。
さて、こないだヴィリャエルモサに行った日ですが、12月4日でした。
私としては、グアダルーペのお祭りより重要な、
ワールドカップのグループ分け抽選会があった日です。
本当なら、四年に一度のこの日はテレビにしがみついて抽選を見守るはずが、
テレビは壊れてるし、でもネットで情報を探してドキドキするはずだったのに、
それも叶わず、旅路に、ということになってしまったわけですが。
カルメンからヴィリャへ向かう途中に、アタスタという村をとおります。
この村、やたらと細長くて、村境の標識が立っている両端を
通り抜けるときに車の距離メータをじいっと見ていたら、
端から端まで11kmありました。
ただまっすぐな一本道の両側に、小さな家がポツポツと建つだけの村なんですけどね。
まあそれはいいんですが、このアタスタ、
私たちが行きに通ったとき、どこの家でもカラフルな風船を飾り付けてました。
一軒や二軒なら、お誕生日とかかなと思うんですが、村じゅうです。
何かのお祭りかなあ、それとも12日に向けて、今から?
と言いながら行きは通り抜けたんですが、
帰りになった6時ごろ。
なんか車が多いな、と思っていたらとうとう村の真ん中で渋滞。
事故でもあったのかな、と思いながら待ってたんですが、
もう薄暗かったので、通りすがりに家々の飾り付けを撮影してもぶれるところ、
止まっているあいだに、そこから見えるおうちを撮らせてもらいました。
あ、これはまだ通りすがりにとっさに撮った写真です。
風船ばかりでなく、夕方にはこうして、
小さなテーブルを設置して、グアダルーペの肖像を飾り、
周りに花や果物、ろうそくを置き、祭壇を作ります。
そして、家の人たちは、その周りに座って何かを待つ。
これが停車中に撮った写真です。
家のお母さんが、コンビバスの運転手か乗客とおしゃべり中。
もう少しズームで。
祭壇の細かい様子はわかんないでしょうが、
なんとなく雰囲気はわかっていただけるでしょうか。
そして、長いこと待たされて、向こうからそろりそろりとやってきたのは、
やっぱりグアダルーペの聖母を掲げたトラックと、
その前後にそぞろ走る車の群れでした。
なんで一週間前にやっちゃってたのかは謎です。
もしかしたらグアダルーペがメインではなく、
アタスタの村の聖人の日で、
でもそういう場合でもグアダルーペは担ぎ出されることが多いので、
肝心の聖人のほうを私が見落としたのかもしれません。
そのトラックが私たちのところを通り過ぎたときはもうかなり暗かったですしね。
いやはや、とんだ時間がかかってしまいましたが、
お祭りの一端を見せてもらったと思えば。
でもつくづくカルメンって面白くないなあと思ってしまいます。
こういう村の楽しさ(さまざまな家畜や動物を見る楽しみを含め)もないし、
メキシコシティのように博物館や劇場があるわけでも、本屋があるわけでもない。
まあ私は、お買い物とかおしゃれなものには興味がないので、
そういう意味ではまったく不便は感じてないんですけどね。
ダンナが退職したら、ランチョで馬を飼いたいなあ、と思っている亀でした。
うちの隣の隣の家も熱心で、ひと月くらい前から家の前にグアダルーペのでっかい絵を飾り、
その前に祭壇を組んで、週末とかになるとおばさんが大勢集まってお祈りしたり歌ったり……。
でも練り歩くのは当日にならないとやってないような気がします。
知らないだけかもだけど。
しかし朝の五時からってのはたまりませんね。ご愁傷さまです。