メキシコの隅っこ

メキシコの遺跡や動物、植物、人や風景などを写真で紹介してます

マニアックに、天井の話

2006-08-05 09:47:36 | 雑談
なぜか、天井の写真を撮るのが好きらしいです、私。
けっこうあちこちで、ぼけぇっと口を開けて
上を眺めて、面白~、って天井だとパチリ。

探してみたらけっこう貯まってました。
ホテルとか、今まで紹介したところのも多いです。
今日はマニアックに、メキシコの天井特集です。

1.教会の天井

これは以前紹介した、と言ってもブログを始めたばかりのころですから
見ておられなかったかたもたくさんいらっしゃるかと思いますが、
カテマコという田舎の町の教会です。
同じ写真を載せてますがごめんなさい。



これはメヒコじゃけっこう豪華なタイプの、
交差ヴォールトと呼ばれる建築方式、と言っていいのかな?



一方のこちら(↓)は、シティの小さな教会の天井。



シャンデリアなんかがぶらさがってますが、
単純なドーム天井です。



もうひとつついでに、これもシティの教会ですが、
これは天井を写そうとしたわけではないですね。



でもこちらは八角形のクロイスターヴォールトになってます。
教会建築については以前ちょっと興味を持ってかじったんですが、
用語とか間違ってるかも。指摘、できましたらお願い。

2.単なるコンクリ天井



フツーのコンクリ & 漆喰天井。
ルーフファンが回ってますが、これ、来たばかりのころは怖かったです。
落っこちてくるんじゃないかと思って。
でも、真下に座らないと風が来なくて暑いし……。

今住んでいる家にはありませんが、最初のアパートはこれでした。
しかも、揺れる揺れる
回るにつれて、支えている軸が一緒に、ぐぅるりぐるり。
でも、落ちたことはないし、そんな事故の話も聞きませんね~。
不思議

ちなみにここは、風通しがいいよう、
天井と壁に隙間が作ってあります。
未完成なわけじゃありません。

3.木製の天井

これは案外少ないです。
今のところ一ヶ所しか見てないような。



チアパスのトゥクストラで泊まった山小屋
比較的新しい小屋でしたから、天井もこんなん?
ややちゃちな感じもしますが、壁が天井まで届かず、
部屋と部屋が天井下で筒抜けなのが面白かったです。

4.椰子の葉葺きの天井

これが一番多くて、バリエーションもあります。
まず、以前にも紹介したサファリ、ユムカー



コンクリートの柱に、鉄骨で骨組み、その上に椰子の葉葺きという、
やや変わり者。



組み合わせがけっこうシュールじゃないですか?



こちらはつい最近紹介したレストランの天井。



椰子の葉に、ニスを塗って防水してあるようですね。



そしてこちらはホペルチェンという村の小屋型ホテルの天井。



純粋な素材で作ってありますが、かなりしっかりしてます。



そして、ラカンハーというチアパスの密林の奥深いところになると、
これは壁のあるところではなくて、
吹きさらしのレストラン部分の椰子の葉葺きですが。
前と同じ写真でごめんなさい。



まぁ……他のに比べるとかなり粗雑ってのがわかります。

5.網天井(?)

さて、そのラカンハーの宿泊部分ですが。
ここばかりでなく、チアパスのかなりの宿泊施設(ホテルというのはやや気が引ける?)で
このタイプの天井が見られました。



建物全体に、ひとつの椰子の葉葺きの屋根がつき、
各部屋には虫が入らないように格子を作って、網を張ってあるわけです。
隣の部屋に宿泊客がいれば、物音や声は筒抜けですが……。
涼しくていいという利点はありますね。

6.トタン天井=屋根

そして、これはまさにトタン屋根の小屋でした。



オコシンゴという村に泊まったときですが、
その話は特にしてませんでしたね。
トニナーという遺跡に行ったときに泊まった、近くの村です。

夜、雨が振り出すと、寝ている頭の真上に、タンタンタンと最初の雨粒の音が
太鼓のように響きます。
それから一気に、
昨日お見せしたような豪雨になると、もうすさまじい音です。

それでもいつの間にか眠って、朝目が覚めたのは、
トタン屋根の上をシャカシャカと歩いて鳴く鳥の足音と鳴き声のせいでした。
そりゃもう、耳元で歩いて鳴かれているような近さ。
感激でしたね。

確かに一枚のトタンで雨から守られている、という実感。
そのすぐ外に自然がある、という安心感。
どうも私は基本的に田舎者らしいです……


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
普通じゃない (まる)
2006-08-05 23:00:19
普通の人にとっては

1から6までだんだん安物っぽくなってくる

普通じゃない人にとっては

1から6までだんだん素敵になってくる

そんな順番でしょうか?

トタン天井は外に自然がいっぱいある場合には

素敵でしょうけど

これがビルとビルの間にあったりしたら

やっぱり困りますよね?
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フツー (せに)
2006-08-06 00:23:32
でも、あのゴーカな教会の○天井の下で

毎日生活するとしたら、どうでしょうか

トタン屋根でも、雨風しのげて

毎日、自然と一体になれる生活の方が

普通なのだと私は思う→キッパリ



何で、あんなに豪華にする必要があるのか

とか

まぁ、いろいろと考えてしまった



前に、亀さんが



足は2つしかないのに、メヒカーナスの靴フェチはわからない・・・

何の為に何百足もの靴が必要なの?



そして、もっと、もっと、もっと、欲しい

もっと、もっと、豪華に



亀さんの、質素嗜好(志向)に賛同
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Unknown (ミホ)
2006-08-06 01:18:35
天井も、アートですねっ♪



私は、三枚目の写真が好きです。

光が入ってきそうで素敵です



亀さん、恐れ入りますが、ブックマークさせてもらってもいぃですか?



メキシコにはまってしまいました
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教会の天井は実用的じゃないよね ()
2006-08-06 04:41:40
>まるさん

うーん、まあ「複雑→単純」とか、そんな順番かね?

日本じゃどっちかと言うと後者のほうが珍しいかなと思って、あとに回してみました。

ビルとビルのあいだのトタン屋根、で

「ちいさなおうち」って絵本を思い出したよ。

スペイン語で見つけて、懐かしくて買った。

やっぱりね、ああいう家は田舎でないと真価発揮できないよね。



>せにさん

そうそう、教会の立派な建築もそれはそれですばらしいけど、

住むには向かないよね、きっと。

目眩がします(笑。

ドイツみたいな北国だと、しっかりした立派な家の必要性ってあるんよね。

トタン屋根じゃ生き抜けないっていう事情があるから、

まあ教会もそういう国で発展した文化だと思えばね。

でも南国はやっぱり開放的なのがいいね。

毒虫毒蛇入ってくるのは困るけど、それ以外なら皆さん大歓迎だし(笑。



靴フェチだったのはアメリカ人だか、よその人だったけど、

メキシコでもお金持ちほど、物を持ちたがる、貯めたがる傾向はあるよね~。

ま、私も掃除のおばさんに「そんなに本持っててどうするの?」って言われてますが(笑。

本も一度に一冊しか読めない……かな?

でも私は同じ本でも何度も読むほうだから、無駄じゃないと思うがな~。

人それぞれ、フェチは直らん(笑。



>ミホさん

教会の窓から差し込む光は神々しいですよね(笑。

三枚目、お気に召していただけたなら、

メキシコシティのカテドラルで撮った「天使の梯子」の写真も見てやってくださいな

http://blog.goo.ne.jp/kamegomatamago/e/c5739a22d89ad03feaf1288902282724

こちら。



ブックマーク、光栄です。

どうかよろしくお願いします。
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天井 (忍者)
2006-08-06 10:57:09
天井がテーマになるとは管理人の幅の広さに感服



自然の形の天井が出てましたので人工的な造形のものを広場に載せました
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いつも連係プレイ ()
2006-08-07 06:17:11
忍者さん、いつも広場での連係プレイでたくさんの写真ありがとうございます~。

天井なんて変なもんで困らせてしまうのでは、

と思いつつ、やっぱり出してしまいましたが(笑。

豪華なものは豪華さが違いますね~。

せにさん近くのプエブラの教会も、噂には聞いてましたので、いつかぜひ行きたいと思ってます。



今度は床特集を……てな予定はないです、あしからず(笑。
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 (忍者)
2006-08-07 10:43:02
なんと奥床しい

他の国ではタイルやモザイクの綺麗な画になる床が沢山有りましたがメキシコでは遂にお目に掛かってませんでした

出されたら困るところでした
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あはは! ()
2006-08-08 07:32:47
>忍者さん

「奥床しい」ってこういうときに使う言葉なんですかね!

文字通り?



床が芸術のようなモザイクやタイル、

それこそ忍者さんの専門のアシエンダなどではありそうな気もしますが……。

そのうち忍者さんを困らせるような(笑)おかしなものを

また見つけてきたいです!
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