メキシコの隅っこ

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元旦の幻日

2010-01-05 09:57:17 | 風景
大晦日に日没を見に行った話は書きましたが、
この日、ダンナのカメラは長いあいだ放置されていたのでバッテリー切れ。
で、翌日はダンナ、しっかりバッテリーを充電して、「行くぞー!」。
いやあ、元旦の日没はあんまり意味がないような気が……
というのもなんだし、まあいいか、と出かけたんですが。

元旦はお天気はそこそこでしたが、大晦日よりは雲が多く、
グリーンフラッシュはどう考えても無理、というほどの雲の層が地平線を。

まあそれでも、景色はいいので、しばらく座って眺めてました。



 夕日を浴びて飛ぶペリカン

そして、太陽が幾層にも重なる雲の向こうへ沈み始めると、
雲がものすごく透明に光ってきれい~。
私のカメラではこれは捉えきれないかも、と思い、
ダンナの5倍くらい上等のカメラを横から奪って撮ってみました。



うん、やっぱりこっちのほうがきれいに写るなあ。

と思っていたらですね、この写真にも写ってますが、
太陽の右のほうに、虹が???

でも、太陽と同じ方向に虹が出るはずはないし、
よく見たら赤が内側、紫が外側で、虹とは反対だし。

何だろう、と言いながら写真を撮ってみました。
帰ってから調べたら、「幻日(げんじつ)」という現象だそうです。
太陽から22度のところに出る輪っか。
両側に見られることもあれば、ぐるっと丸く出ることもあるみたい。

そう言えばだいぶ前ですが、出かけた先でふと車を止めて空を見上げたら、
ほぼ頭上に来ていた太陽に、見事な日暈(ハロ)がかかっていました。
そのときはたまたまカメラを持ってなくて、すごく悔しかったです。
実に見事に丸く、虹の裏返しの輪っかが太陽をぐるりと。
まあそれでカメラをそのまま太陽に向けて撮影して写ったかどうかはわかりませんが。

そのハロと同じ原理で起こる現象のようですね、幻日。
この日はノルテ(北風)が強かったので、幻日もあまりくっきりとは出なかったようです。



風で雲が流れるその具合によって、虹色部分も大きくなったり小さくなったり、
濃くなったり薄くなったりしていました。
何枚か撮ってみましたけど、こんなくらいにしか写りませんでした。
まあでも、のんびりと海を眺めるのはやっぱり楽しいもんです。


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10 コメント

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Unknown (OTTO)
2010-01-05 11:51:46
綺麗な玄日ですね。 僕、光学現象、大好きなんです。 いつも注意してみてれば、いろんな現象が、結構頻繁に見られます。 だけど、見事なのに当たった時に限って、カメラ持ってないんです。 白虹、反射虹、太陽柱、etc。 
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Unknown (shohoji)
2010-01-05 15:52:58
へえええ・・・・、こういうとき、やっぱり美しいものも、自然に勝るものなし、なんて思いますねえ。
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Unknown (kamehaha)
2010-01-05 21:32:08
やっぱり美しい自然を記録に残すには
高性能カメラが必要のようですね。
脳みその記憶性能は素晴らしいものですが
カメラの性能も要りますよ。
ダンナのを横取りしなくてすむようになることを祈りつつ・・・
今年も良い年でありますように。
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Unknown ()
2010-01-06 01:04:08
>OTTOさん
きれいですか~、むふふ。
幻日で画像検索したらすごいのがいっぱい出てきたので、
こんなの出さなくてもいいかなあと思いつつ、まあせっかく写真撮ったし、と。
この辺は虹がすごく多くて、たいてい二重、たまに三重なんですが、
そちらのほうはどうですか?
白虹って月の光で出る虹ですよねえ。撮影難しそう。
太陽柱というのも、ネットで見たことあって圧倒されました。
そちらでもまたいろいろ見られるのを楽しみにしてます。

>shohojiさん
そうですねえ。
美しいものを作ろうと思って作る芸術もすごいけど、
思わないでこれだけのものを作り出す自然はもっとすごいかもですね。

>kamehahaさん
最近脳みそのすばらしい記憶性能に、とみに自信がない亀ですが(笑。
でも脳に記憶しても、皆さんにそれをスキャンして見せる技術はまだないもんね。
そう言えばちょっと前に、義眼にカメラを仕込んだ人のニュースがあったよ。
それ、すごいいいなあと思う。SFの世界。
今年はまたちょっといいカメラほしいなと思っております。
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Unknown (OTTO)
2010-01-06 01:55:22
白虹は、水滴の粒子が微小なときに見られるということです(調べてみてくださ~い)。 テアカパンでは、外洋に面した砂浜の冬の朝、海面の湿った暖かな空気が、海岸の冷たい空気と混じると、朝霧が海岸線に沿って出ることがありまして、そこへ朝日が良い角度で入射すると、見事な白虹が出ます。 これは一見、霧がアーチ状に集まったように見えて、不思議な景色です。 条件が良いと、1時間ぐらいは出っ放しの時もあります。 以前は冬でも、投網もって朝漁に出ていましたから、何度も見ました。 最近、ものぐさになって、朝に外海の砂浜まで行かないから、撮影、難しいんですけどね。 狙って撮れるもんじゃないし...。 
虹はよくでますが、3重は見たこと無いです。 
反射虹は、虹の足元からもう一つの虹が立ち上がってて、傾いたV字になってました。 濃い虹が出て何らかの条件が重なれば、出るんでしょう。 見たのは一回だけですが、夕日がかなり低く、主虹は怖いほど大きく濃かったです。。 
特に、光学現象を綺麗に撮るには、良いカメラが欲しいですねェ。 お金溜めよっと。  
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Unknown ()
2010-01-07 07:34:12
>OTTOさん
おっとーーー。て、駄洒落じゃないんですが。
しまった、早とちりの勘違いだったか。
調べました。なーんだ、ハロ(日暈)のことなんですね。
白虹のほうが名前にロマンがありますけど。
そうそう、月の光で出る虹はまんま、月虹っていうんでした。
ん、今度は間違ってないよな、と念のため調べたら、
やっぱり月虹のことも白虹ともいうようですね。
いろいろややこしいなあ。まあひとつ勉強になりました。
ついでに白虹事件なんて言論統制事件まであったんですね~。

にしてもやっぱりこういう繊細な光を撮影するにはいいカメラが必要ですよねえ。
まあ私はどっちかというとズームと接写重視ですけど(動物と植物撮りたいのです)。
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Unknown (OTTO)
2010-01-07 10:50:09
いえいえ、ハロと霧に出る白虹は違います。 これにまずまずの写真が出てますのでご参考に。http://www.geocities.jp/kockspages/kouzan/brocken.html
もっと見事なのを何度か見てます。 証拠写真撮らなきゃ。 
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Unknown ()
2010-01-08 09:40:40
>OTTOさん
うーーーーむ、「白虹」という単語がもうすっちゃかめっちゃかですね。
ハロのことも白虹っていうって書いているページありましたよ~。
月虹のことも。
さらには霧虹?のことも白虹というんですか……。
でも結局、いろいろ説明を読んでも、どこがどう違うのかわかりませんでした。
どれだって、空中の水蒸気に光が分散して虹色に分かれたり輪っかになったりするわけでしょ?
動物の種類とかにはうるさいくせに、こういうのはきれいだったらいいや、
というアバウトな性格でごめんなさい。
そのうちOTTOさんとこでステキな写真を見せてもらえるのを楽しみにしてます。
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Unknown (OTTO)
2010-01-08 11:04:08
いやいやダメです。 科学者たるもの、現象を科学的に理解しないといけませ~ん。
まずは、そうです、ご指摘のように、僕が言ってる白虹は霧虹ですね。 混乱を招きましてお詫びしま~す。
それでですね~、まずハロは太陽の周りに出ます。 霧虹は普通の虹のように、太陽の反対側に出ます。 
月虹は、普通の虹や霧虹と同じ原理ですが、お日様がお月様に変わっただけです。 暗いのとお月様が青白いのとで、普通の虹でも白く見えるんじゃないでかね。 月虹は見たこと無いですけど。
ねっ、違うでしょ。 
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Unknown ()
2010-01-10 11:31:12
>OTTOさん
なんか誤解があるようですが、私ゃ~科学者なんかじゃないですよ~。
でもまあ確かに、太陽の側に出るのと反対側に出るのでは原理が違いますかね。
しかしやっぱりそもそもの名称がこんだけ混乱してるんだったら、
まずそこからしっかり定義と説明をしてください、とお願いしたいところです。
OTTOさん、ばっちりの写真を集めてぜひ解説お願いしますね~。
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