Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

Last 100meter (上海Logistics)

2009年12月31日 | 上海chouchou(みる・くらす)
 家のある古北まで戻ってきた。

  延安高架路の下、家楽福(カルフール)の前でトラックが並んで高架下の
  一般道の側道が封鎖されているようにもみえるが、これは仕入の車の
  列だ。これも見慣れた風景である。

  

   もともと大型店舗なのだが、トラックの受け入れは店舗奥、脇のところにある
   スロープから一台ずつ3Fまで上がっていくことになる。ようは階上になって
   いるうえ、横付け面積が少ない。また仕入担当が少ないのでこうやって
   トラックが並んで渋滞になることに。

   物流のITの仕事をしていたときに、配送の一台のトラックを追いかけたことが
   ある。偶然ここに配送していたトラックの人によれば平均2時間ここで待機する
   ことになるという。
   大型のトラックは昼間は市内に乗り入れられないという上海市の規則がある。
   郊外に大型倉庫を流通側が構えればこれは解消されるのであるが、そもそも
   在庫を管理するのは納入側という商慣習があるので、わざわざ仕入側が
   倉庫を構える発想にならないのだ。

  納入は、仕入担当が店内の様子を見ている場合などは順番どおりにならない
  こともあるし、これだけ渋滞になるほど待たせていても昼ごはんは定時に
  ちゃんととるらしい  こんなところはあまりにも中国らしい。

                

  かくして配送のトラックは中小型化されたまま、改善されることもなくきょうも
  主要なショッピングセンターの裏手でこうして渋滞を作りながら、運転手は
  納入を待ち続ける。そしてそれは主要な道路の車線を数時間もふさぐほどに。

      

  小型で機動力をもたせようとするとこういうリヤカーや自転車で運ぶほうが
  確実だったりする。だからこういう初期的な輸送携帯だって地方ではまだまだ
  残っている。物流はまだまだ発展しているとはいえないけれど、それでも急激
  に動いていくだろう。でも最後の100mでまだこんなに古きやりかたは残っている

  

  商売のやり方が少し日本と違うだけで、こうして旧来の形は今日も残って
  いる。なにしろ人を運ぶのだって、タクシーでなくリヤカーの荷台に乗せて
  ○円だったりバイクタクシーや、自転車のテュクテュクみたいなタクシーも
  郊外なら残っているくらいだ。ちょうど古北が車のタクシーとの境目だったり
  するので、ここまでバイクや自転車のタクシーがくる姿を見ることもできる。

        


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