Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

the earth cafe 【そっとそっと】

2011年04月02日 | 大阪chouchou(堀江・新町・船場・本町)

 ケーキを食べる。その行為自体にどれだけの大きな意味があるのかぼくにはわからないけれど
     そのこと自体は、とってもcasual なできごとだ。
     仕事中に、会議をしながらケーキを食べることなんてないわけだし、仕事帰りに「さあ、ちょっとケーキでも」
     はなかなかあり得ない話だ。

  the earth cafe

     茶屋町NUにも支店があるというが、そこはよく知らなくてこっちのほうが有名なのだけれど
     ぼくは本日初体験。   

     靭公園側から入口に向かい、そっとドアをあける。こじんまちとした店内にわりとぎゅっと並べられたテーブルは
     どこも満席で、人気のほどがうかがえる。
  
    

       ぼくらは、公園側に面したテーブルに案内され、公園の木々と、その足元をおそるおそる探検している
       白い猫を眺めながらメニューに目を落とす。
       友人はいちごのタルト。人気なので、入口のショーケースからは消えそうになっていた一品をあえて
       挑戦して注文すると、ラッキーなことにちゃんと注文が通った。最後の一個だったかもしれない
       飲み物はあっさりとアイスティー。

               

      ぼくはかぼちゃベースのムースに、コーヒーを
            
      相変わらず、ぴたっと前を警戒しながら白い猫が、警戒を怠らずに木々を歩いているのを眺めながら
      ぼくらは、ぽつぽつと話をしている。
      実は久しぶりの会ったぼくらは、その間のTVドラマやら映画の話を語る。あるいは僕が、今度は
      うまく作ることができたカレーライスの話をしたりする。

        

       店内は、満席のまま数時間が過ぎている。ひとつ空けば、すぐに次が埋まる状況で、にぎやかな店内は
       中のテーブルより、ぼくらが座っている外向きでガラス張り半オープンのテーブルがお得だ。

                    

    気がつけば、もう夕方になっていた。のんびりしていても1分は60秒で過ぎるものなのだ。

         

    春まつ季節。靭公園。そろそろ桜。そしてケーキ

    そう考えれば、なかなかよい組み合わせな一日だったと言えるかもしれない。



★the earth cafe うつぼ公園・本店
  大阪市西区京町堀1-13-2 藤原ビル1F
  06-6445-6262
  http://www.earthcafe.jp/






   店をでると、曇り空でサクラのセットがなければそれは充分「雨の降りそうないやなお天気」といえた。
   その天気と同じくらい、友人の顔が曇ってくる。

   土曜日なので、まだサザエさんの時間には早すぎるのにこの表情はあまりよろしくない。

   そして致命的なことに、ぼくはその気分を上昇させるツールも、もちあげる言葉も持ち合わせがなかった。
   たとえばそれはいくつになったら、常にハンカチを常備するかのようにそっと語りだすことができるのだろう。
   先月44歳になったばかりのぼくでも、まだ早すぎるのだろうか。

   きっとぼくはよく聞きとれていなかっただけかもしれない。
   でも、この空の下、春の季節は人のmotivationだって急な変化はあって当然なのだ。
   そこは、悩む誰かをなんとかする人生の機微にとんだ言葉のひとつやふたつあってもよかったのだ。

   ぼくらは四ツ橋筋を越え、御堂筋にでる。そして御堂筋を北上し、さらに中之島をこえて北浜まで歩いた。

   中之島のGARBは予約客でいっぱいで、それでも雨になりそうな空。オープンスペースのお客さんは
   なんだか寒そうに見えた。
   証券取引所の五代友厚の像はぼくらから明らかに目をそらせていた。きっとぼくらも寒そうな感じだった
   からだろう。

    

Mr.Children 365日  



   結局うまくadvice できなかったぼくは、この日から何日も経っている今日でも、そのとき何を言って
   あげればいいのか、思いつけないでいた。

   この日のことを表現しようとしてMr.Childrenの「掌」を選んでみた。pvも含めてうまく表現できていると思った
   けれど、あまりに生々しいのは違う気がした。
   ときには、こういう前向きなものがうそでも本当でも必要だったりするものなのだから。

   と、次回友人に会う時には何か言ってあげられそうな気がしているのだけれど…         

   



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