中国人スタッフと仕事をするとよく言われるのがこの言葉です。
「○○な内容になっているけど、ここは○○までできるんじゃないの?」
「ここはこうしたほうがいいじゃない」
こういった問いかけをすると、よくこの回答が来ます。(できないときも
言うわけではないです。あくまで実現可能な場合では、という意味
です)このとき、いつも「ああ、できるって言ってほしいのではないのだ
けれど」と思ってしまいます。
「なぜ、そうなのですか」「私はこう思うのですが」という意見が出る
ことがないのです。多面的な議論がしたい、あるいは現地スタッフと
しての観点の貴重さ、こういったことを掬い上げていくのが企画の
ポイントだと思っているのですが、まだまだここは難しいところです。
また「営業の○○さんが言うからです」「○○さんの意見によれば・・・」
という意見も耳にします。彼らはなぜその要望・意見を出すのか、
そこをもう少し突っ込んでみればいいものがでるのに、と思います。
業務要件の集中検討がはじまり、仮説による推進をしながらも、
現状の運用確認をする/される場面が多くなってきています。こういう
指摘をする自分でも「こうなっているからこうなんだ」という思いこみが
でてきています。
たった一年でも恐ろしいものです。もう一度自分を掘り起こす意味
でも、「まだ、中国の商習慣をよくわかっていない自分」を再認識し
たいと思います。