「女性が政治を変えるとき-議員・市長・知事の経験」(岩波書店2012年7月 五十嵐 暁郎、ミランダ・A・シュラーズ 著)を読んだ。
日本では政治の決定の場における、女性の参画が少ない。国会議員、自治体議員、首長など、世界はもとよりアジアの中でも日本は他の国々の後塵を拝しているのは周知の事実である。
私は県議会の場で、いつも女性の力が発揮できる地域こそが今後の日本をリードしていけるし、暮らしやすい地域をつくりだせると訴えてきた。
しかし、群馬の地においても中々現実を変えるには至っていない。
この本を読んで、あらためて日本各地で闘う女性議員たちの頑張りが伝わってきて、停滞している私を突き動かすのだ。
うちのかみさんも自治体議員として22年、頑張ってきたのだが「スタイル」とかの問題ではなく、本質的な意味で政治が変わるのは「女性が政治を変えたとき」であると痛切に感じた1冊だった。