2つの本。「大下流国家-オワコン日本の現在地」「東京23区×格差と階級」
日本の貧困と階級社会化した日本の実像を具体的に数値をあげて分析。大下流国家となった日本人の政治志向も併せて分析。
金持ちも貧困層も差はあっても安倍政権を支持する日本人が多い実態を見るにつけ現在の日本社会の変革の困難さに暗澹たる気分になる。
格差と階級社会を作ってきた安倍政権を支持する日本人の意識の深層に何があるのか。虐められ、虐げられた者が、その原因を作ってきた者を支持してしまう構造はグロテスク。
日本社会全体がこのようなグロテスク構造の中で群馬県はどうだろう。群馬県は比較的格差が小さい地域で平均県民所得も47都道府県で10から20番目で推移で貧困が見えづらい地域。そのうえ群馬県の政治構造は福田、中曽根、小渕の直轄地のような保守風土。
オワコン日本と群馬の変革の突破口は、どこにあるのか。よりリアルな現実を数多く直視する中から新たな戦略の手がかりを見つけだそう。